特定のセキュリティ パッケージの要求
既定では、Microsoft SQL Server Analysis Services は、Microsoft Windows オペレーティング システムがクライアントを認証する目的でサポートしている、セキュリティ サポート プロバイダー (SSP) のセキュリティ パッケージをすべて受け入れるように構成されています。Windows オペレーティング システムのさまざまなバージョンでサポートされている標準的なセキュリティ パッケージの詳細については、「マイクロソフトが提供する SSP パッケージ」を参照してください。たとえば、Microsoft Windows NT および Microsoft Windows 2000 には、NTLM セキュリティ パッケージが含まれています。Microsoft は、Windows 2000 以降、Microsoft Kerberos プロトコル セキュリティ パッケージも提供しています。また、SSL (Secure Socket Layer) セキュリティ パッケージや、SSPI (Security Support Provider Interface) 互換のその他の SSP をインストールすることもできます。SSP セキュリティ パッケージの詳細については、「SSPI」および「セキュリティ サポート プロバイダー インターフェイス」を参照してください。
Analysis Services が受け入れるセキュリティ パッケージを制限して、Analysis Services のインスタンスのセキュリティを強化することができます。たとえば、セキュリティを強化するために、Analysis Services が受け入れるセキュリティ パッケージを Microsoft Kerberos プロトコル セキュリティ パッケージだけに制限できます。
特定のセキュリティ パッケージの指定
Analysis Services が特定のセキュリティ パッケージしか受け入れないように構成するには、これらのセキュリティ パッケージをサーバー構成プロパティ Security \ SecurityPackageList に追加します。既定では、特定のセキュリティ パッケージは何も指定されておらず、すべてのセキュリティ パッケージが受け入れられるようになっています。このプロパティにアクセスするには、Analysis Services のインスタンスを右クリックし、[プロパティ] をクリックして、[セキュリティ] ページでこのプロパティを選択します。