DATABASEPROPERTY (Transact-SQL)

指定されたデータベース名とプロパティ名のデータベース プロパティ値を返します。

重要な注意事項重要

この機能は、Microsoft SQL Server の次のバージョンで削除されます。新規の開発作業ではこの機能を使用しないようにし、現在この機能を使用しているアプリケーションはできるだけ早く修正してください。代わりに DATABASEPROPERTYEX を使用してください。

トピック リンク アイコンTransact-SQL 構文表記規則

構文

DATABASEPROPERTY ( database , property ) 

引数

  • database
    指定されたプロパティ情報を返す基になるデータベースの名前を含む式を指定します。database のデータ型は nvarchar(128) です。

  • property
    返されるデータベース プロパティの名前を含む式を指定します。property のデータ型は varchar(128) で、次のいずれかの値を指定できます。

    説明

    戻り値

    IsAnsiNullDefault

    データベースは、ISO のルールに従い NULL 値を許可します。

    1 = TRUE

    0 = FALSE

    NULL = 無効な入力

    IsAnsiNullsEnabled

    NULL 値との比較結果は未定義です。

    1 = TRUE

    0 = FALSE

    NULL = 無効な入力

    IsAnsiWarningsEnabled

    一般的なエラー状態が発生した場合、エラー メッセージまたは警告メッセージが出力されます。

    1 = TRUE

    0 = FALSE

    NULL = 無効な入力

    IsAutoClose

    最後のユーザーが終了すると、データベースは即座にシャットダウンし、リソースを解放します。

    1 = TRUE

    0 = FALSE

    NULL = 無効な入力

    IsAutoCreateStatistics

    テーブル内のデータが変更されて統計が最新の状態でなくなった場合に、既存の統計が自動的に更新されます。

    1 = TRUE

    0 = FALSE

    NULL = 無効な入力

    IsAutoShrink

    データベース ファイルは、自動的に行われる定期的な圧縮の対象です。

    1 = TRUE

    0 = FALSE

    NULL = 無効な入力

    IsAutoUpdateStatistics

    統計の自動更新を行います。

    1 = TRUE

    0 = FALSE

    NULL = 無効な入力

    IsBulkCopy

    データベースは、ログに記録されない操作を許可します。

    1 = TRUE

    0 = FALSE

    NULL = 無効な入力

    IsCloseCursorsOnCommitEnabled

    トランザクションがコミットされるときにオープン中のカーソルが終了します。

    1 = TRUE

    0 = FALSE

    NULL = 無効な入力

    IsDboOnly

    データベースは、DBO 専用アクセス モードです。

    1 = TRUE

    0 = FALSE

    NULL = 無効な入力

    IsDetached

    デタッチ操作によってデータベースがデタッチされました。

    1 = TRUE

    0 = FALSE

    NULL = 無効な入力

    IsEmergencyMode

    異常のあるデータベースを使用できるように緊急モードが許可されています。

    1 = TRUE

    0 = FALSE

    NULL = 無効な入力

    IsFulltextEnabled

    データベースは、フルテキスト検索が許可されています。

    1 = TRUE

    0 = FALSE

    NULL = 無効な入力

    IsInLoad

    データベースを読み込んでいます。

    1 = TRUE

    0 = FALSE

    NULL = 無効な入力

    IsInRecovery

    データベースを復旧しています。

    1 = TRUE

    0 = FALSE NULL1 = 無効な入力

    IsInStandBy

    データベースは読み取り専用のオンライン状態で、復元ログが許可されています。

    1 = TRUE

    0 = FALSE

    NULL = 無効な入力

    IsLocalCursorsDefault

    カーソル宣言の既定値は LOCAL です。

    1 = TRUE

    0 = FALSE

    NULL = 無効な入力

    IsNotRecovered

    データベースを復旧できませんでした。

    1 = TRUE

    0 = FALSE

    NULL = 無効な入力

    IsNullConcat

    NULL を連結したオペランドは、NULL になります。

    1 = TRUE

    0 = FALSE

    NULL = 無効な入力

    IsOffline

    データベースはオフラインです。

    1 = TRUE

    0 = FALSE

    NULL = 無効な入力

    IsParameterizationForced

    PARAMETERIZATION データベース SET オプションが FORCED です。

    1 = TRUE

    0 = FALSE

    NULL = 無効な入力

    IsQuotedIdentifiersEnabled

    識別子に二重引用符を使用できます。

    1 = TRUE

    0 = FALSE

    NULL = 無効な入力

    IsReadOnly

    データベースは、読み取り専用アクセス モードです。

    1 = TRUE

    0 = FALSE

    NULL = 無効な入力

    IsRecursiveTriggersEnabled

    トリガの再帰的な発生が許可されています。

    1 = TRUE

    0 = FALSE

    NULL = 無効な入力

    IsShutDown

    起動時にデータベースに問題が発生しました。

    1 = TRUE

    0 = FALSE

    NULL1 = 無効な入力

    IsSingleUser

    データベースは、シングル ユーザー アクセス モードです。

    1 = TRUE

    0 = FALSE

    NULL = 無効な入力

    IsSuspect

    データベースに異常があります。

    1 = TRUE

    0 = FALSE

    NULL = 無効な入力

    IsTruncLog

    データベースは、チェックポイント時にログを切り捨てます。

    1 = TRUE

    0 = FALSE

    NULL = 無効な入力

    Version

    このデータベースが作成された Microsoft SQL Server コードの内部バージョン番号です。単に情報を示すためだけに特定されます。サポートされていません。将来の互換性は保証されません。

    バージョン番号 = データベースを開いている場合

    NULL = データベースを閉じている場合

1 データベースが未起動の場合や自動終了した場合でも、返される値は NULL です。

戻り値の型

int

例外

エラーが発生した場合、または呼び出し元にオブジェクトの表示権限がない場合は、NULL が返されます。

SQL Server では、そのユーザーが所有しているか、または権限を与えられている、セキュリティ保護可能なアイテムのメタデータのみを表示できます。つまり、オブジェクトに対する権限がユーザーに与えられていない場合、メタデータを生成する組み込み関数 (OBJECT_ID など) が NULL を返す可能性があります。詳細については、「メタデータ表示の構成」および「メタデータ表示のトラブルシューティング」を参照してください。

次の例では、master データベースの IsTruncLog プロパティの設定を返します。

USE master;
GO
SELECT DATABASEPROPERTY('master', 'IsTruncLog');

以下に結果セットを示します。

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