[外部キーのリレーションシップ] ダイアログ ボックス (Visual Database Tools)
このダイアログ ボックスを使用すると、データベースのテーブル間のリレーションシップを作成または変更できます。外部キー リレーションシップにおいて、FOREIGN KEY 制約を設定すると、PRIMARY KEY 制約または UNIQUE 制約との連動により、指定されたテーブル間の参照整合性を強制できます。たとえば、Order_Details テーブルの ProductID 列に FOREIGN KEY 制約を設定することで、この列に入力される値と Products テーブルの ProductID 列にある既存の値との一致を確保できるようになります。
注 |
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テーブルをレプリケーション用にパブリッシュする場合は、ALTER TABLE という Transact-SQL ステートメントか SQL Server 管理オブジェクト (SMO) を使用して、スキーマを変更する必要があります。テーブル デザイナまたはデータベース ダイアグラム デザイナを使用してスキーマを変更すると、テーブルの削除および再作成が試行されます。パブリッシュされたオブジェクトは削除できないので、スキーマの変更は失敗します。 |
このダイアログ ボックスを表示するには、外部キーが設定されているテーブルのテーブル定義を開き、テーブル定義グリッドを右クリックして、[リレーションシップ] をクリックします。
オプション
[選択されたリレーションシップ]
既存のリレーションシップを一覧表示します。右側のグリッドにプロパティを表示するリレーションシップを選択します。この一覧が空の場合、テーブルにはリレーションシップがまったく定義されていません。[追加]
新しいリレーションシップを作成します。リレーションシップを有効にする前に、[テーブルと列の指定] を設定する必要があります。[削除]
[選択されたリレーションシップ] ボックスの一覧で選択したリレーションシップを削除します。追加したリレーションシップをキャンセルするには、このボタンを使用してリレーションシップを削除します。[全般] カテゴリ
展開して [作成時または再度有効化するときに既存データを確認] および [テーブルと列の指定] を表示します。[作成時または再度有効化するときに既存データを確認]
制約を作成した時点、または制約を再度有効にした時点よりも前からテーブルに存在しているすべてのデータについて、その制約に対して検証します。[テーブルと列の指定] カテゴリ
展開すると、リレーションシップの外部キーおよび主キー (一意キー) として、どのテーブルのどの列が機能しているかわかります。これらの値を編集または定義するには、プロパティ フィールドの右にある省略記号ボタン ([...]) をクリックします。[外部キーの基本テーブル]
選択したリレーションシップで、どのテーブルが外部キーとして機能する列を含んでいるかを示します。[外部キー列]
選択したリレーションシップで、どの列が外部キーとして機能しているかを示します。[主/一意キーの基本テーブル]
選択したリレーションシップで、どのテーブルが主キー (一意キー) として機能する列を含んでいるかを示します。[主/一意キー列]
選択したリレーションシップで、どの列が主キー (一意キー) として機能しているかを示します。[IDENTITY] カテゴリ
展開して [オブジェクト名] および [説明] のプロパティ フィールドを表示します。[オブジェクト名]
リレーションシップの名前を表示します。新しいリレーションシップを作成した場合、このプロパティには、テーブル デザイナのアクティブ ウィンドウのテーブルに基づいて、既定の名前が設定されます。名前はいつでも変更できます。[説明]
リレーションシップの説明です。より詳細な説明を記述する場合は、[説明] をクリックしてから、プロパティ フィールドの右に表示される省略記号 ([...]) をクリックします。これにより、テキストを書くことができる領域が大きくなります。[テーブル デザイナ] カテゴリ
展開して [作成時または再度有効化するときに既存データを確認] および [レプリケーションに対して適用] に関する情報を表示します。[レプリケーションに対して適用]
レプリケーション エージェントがこのテーブルに対して挿入、更新、または削除操作を行うときに制約を適用するかどうかを示します。詳細については、「NOT FOR REPLICATION を使用した制約、ID、およびトリガの制御」を参照してください。[外部キーの制約を適用]
リレーションシップの列のデータに対する変更が、外部キー リレーションシップの整合性に違反しているときに、その変更を許可するかどうかを示します。このような変更を許可する場合には [はい] を、許可しない場合には [いいえ] をクリックします。[INSERT および UPDATE の指定] カテゴリ
展開して、そのリレーションシップの [DeleteRule の設定] および [UpdateRule の設定] に関する情報を表示します。[DeleteRule の設定]
外部キー リレーションシップに関連するデータを持つ行をユーザーが削除しようとした場合の処理を指定します。[動作なし] 削除操作が許可されていないことをユーザーに通知するエラー メッセージが出力され、DELETE がロールバックされます。
[重ねて表示] 外部キー リレーションシップに関係するデータを含む行がすべて削除されます。論理レコードを使用するマージ パブリケーションにテーブルを含める場合、CASCADE は使用しないでください。論理レコードの詳細については、「論理レコードによる関連行への変更のグループ化」を参照してください。
[Null に設定] テーブルのすべての外部キー列が null 値を使用できる場合、null 値が設定されます。SQL Server 2000 には適用されません。
[既定値の設定] テーブルのすべての外部キー列に既定値が定義されている場合、既定値が設定されます。SQL Server 2000 には適用されません。
[UpdateRule の設定]
外部キー リレーションシップに関連するデータを持つ行をユーザーが更新しようとした場合の処理を指定します。[動作なし] 更新操作が許可されていないことをユーザーに通知するエラー メッセージを出力し、UPDATE がロールバックします。
[重ねて表示] 外部キー リレーションシップに関係するデータを含む行がすべて更新されます。論理レコードを使用するマージ パブリケーションにテーブルを含める場合、CASCADE は使用しないでください。論理レコードの詳細については、「論理レコードによる関連行への変更のグループ化」を参照してください。
[Null に設定] テーブルのすべての外部キー列が null 値を使用できる場合、null 値が設定されます。SQL Server 2000 には適用されません。
[既定値の設定] テーブルのすべての外部キー列に既定値が定義されている場合、その列に定義されている既定値が設定されます。SQL Server 2000 には適用されません。