sp_helpdistributor (Transact-SQL)
ディストリビュータ、ディストリビューション データベース、作業ディレクトリ、および Microsoft SQL Server エージェント ユーザー アカウントに関する情報を表示します。このストアド プロシージャは、パブリッシャ側でパブリケーション データベースについて実行されます。
構文
sp_helpdistributor [ [ @distributor= ] 'distributor' OUTPUT ]
[ , [ @distribdb= ] 'distribdb' OUTPUT ]
[ , [ @directory= ] 'directory' OUTPUT ]
[ , [ @account= ] 'account' OUTPUT ]
[ , [ @min_distretention= ] min_distretention OUTPUT ]
[ , [ @max_distretention= ] max_distretention OUTPUT ]
[ , [ @history_retention= ] history_retention OUTPUT ]
[ , [ @history_cleanupagent= ] 'history_cleanupagent' OUTPUT ]
[ , [ @distrib_cleanupagent = ] 'distrib_cleanupagent' OUTPUT ]
[ , [ @publisher = ] 'publisher' ]
[ , [ @local = ] 'local' ]
[ , [ @rpcsrvname= ] 'rpcsrvname' OUTPUT ]
[ , [ @publisher_type = ] 'publisher_type' OUTPUT ]
引数
[ @distributor=] 'distributor' OUTPUT
ディストリビュータの名前です。distributor は sysname であり、既定値は % です。この既定値の場合にだけ、結果セットを返します。[ @distribdb=] 'distribdb' OUTPUT
ディストリビューション データベースの名前です。distribdb は sysname であり、既定値は % です。この既定値の場合にだけ、結果セットを返します。[ @directory=] 'directory' OUTPUT
作業ディレクトリです。directory は nvarchar(255) であり、既定値は % です。この既定値の場合にだけ、結果セットを返します。[ @account=] 'account' OUTPUT
Microsoft Windows ユーザー アカウントです。account は nvarchar(255) であり、既定値は % です。この既定値の場合にだけ、結果セットを返します。[ @min_distretention=] min_distretentionOUTPUT
ディストリビューションの最小保有期間を時間単位で示します。min_distretention は int であり、既定値は -1 です。[ @max_distretention=] max_distretentionOUTPUT
ディストリビューションの最大保有期間を時間単位で示します。max_distretention は int であり、既定値は -1 です。[ @history_retention=] history_retentionOUTPUT
履歴の保有期間を時間単位で示します。history_retention は int であり、既定値は -1 です。[ @history_cleanupagent=] 'history_cleanupagent' OUTPUT
履歴クリーンアップ エージェントの名前です。history_cleanupagent は nvarchar(100) であり、既定値は % です。この既定値の場合にだけ、結果セットを返します。[ @distrib_cleanupagent =] 'distrib_cleanupagent' OUTPUT
ディストリビューション クリーンアップ エージェントの名前です。distrib_cleanupagent は nvarchar(100) であり、既定値は % です。この既定値の場合にだけ、結果セットを返します。[ @publisher = ] 'publisher'
パブリッシャの名前です。publisher のデータ型は sysname で、既定値は NULL です。[ @local=] 'local'
SQL Server がローカル サーバーの値を取得するかどうかを示します。local は nvarchar(5) であり、既定値は NULL です。[ @rpcsrvname=] 'rpcsrvname' OUTPUT
リモート プロシージャ コールを実行するサーバーの名前です。rpcsrvname は sysname であり、既定値は % です。この既定値の場合にだけ、結果セットを返します。[ @publisher_type= ] 'publisher_type' OUTPUT
パブリッシャの種類です。publisher_type は sysname であり、既定値は % です。この既定値の場合にだけ、結果セットを返します。
結果セット
列名 |
データ型 |
説明 |
---|---|---|
distributor |
sysname |
ディストリビュータの名前です。 |
distribution database |
sysname |
ディストリビューション データベースの名前です。 |
directory |
nvarchar(255) |
作業ディレクトリの名前です。 |
account |
nvarchar(255) |
Windows ユーザー アカウントの名前です。 |
min distrib retention |
int |
ディストリビューションの最小保有期間です。 |
max distrib retention |
int |
ディストリビューションの最大保有期間です。 |
history retention |
int |
履歴の保有期間です。 |
history cleanup agent |
nvarchar(100) |
履歴クリーンアップ エージェントの名前です。 |
distribution cleanup agent |
nvarchar(100) |
ディストリビューション クリーンアップ エージェントの名前です。 |
rpc server name |
sysname |
リモート ディストリビュータまたはローカル ディストリビュータの名前です。 |
rpc login name |
sysname |
リモート ディストリビュータに対するリモート プロシージャ呼び出しで使用するログインです。 |
publisher type |
sysname |
パブリッシャの種類です。次のいずれかになります。 MSSQLSERVER ORACLE ORACLE GATEWAY |
リターン コードの値
成功した場合は 0 を、失敗した場合は 1 をそれぞれ返します。
説明
sp_helpdistributor は、すべての種類のレプリケーションで使用します。
sp_helpdistributor を実行するときに 1 つ以上の出力パラメータを指定した場合、NULL に設定したすべての出力パラメータに終了時に値が割り当てられ、結果セットは返されません。出力パラメータを指定しない場合、結果セットが返されます。
権限
次の結果セット列または出力パラメータは、パブリッシャの固定サーバー ロール sysadmin およびパブリケーション データベースの固定データベース ロール db_owner のメンバに返されます。
結果セット列 |
出力パラメータ |
---|---|
account |
@account |
min distrib retention |
@min_distretention |
max distrib retention |
@max_distretention |
history retention |
@history_retention |
history cleanup agent |
@history_cleanupagent |
distribution cleanup agent |
@distrib_cleanupagent |
rpc login name |
なし |
次の結果セット列は、ディストリビュータのパブリケーション用のパブリケーション アクセス リストのユーザーに返されます。
- directory
次の結果セット列は、すべてのユーザーに返されます。
結果セット列 |
出力パラメータ |
---|---|
distributor |
@distributor |
distribution database |
@distribdb |
rpc server name |
@rpcsrvname |
publisher type |
@publisher_type |