true 関数 (XQuery)
xs:boolean 値 True を返します。これは、xs:boolean("1") と同じです。
構文
fn:true() as xs:boolean
例
このトピックでは、AdventureWorks2008R2 データベースのさまざまな xml 型の列に格納されている XML インスタンスに対して実行する XQuery の例について説明します。これらの各列の概要については、「AdventureWorks2008R2 データベースの xml データ型表現」を参照してください。
A. XQuery 論理関数 true() の使用
次の例では、型指定されていない xml 変数のクエリを実行します。value() メソッドの式は、属性値が "aaa" の場合に論理関数 true() を返します。xml データ型の value() メソッドにより、論理値がビットに変換されて返されます。
DECLARE @x XML;
SET @x= '<ROOT><elem attr="aaa">bbb</elem></ROOT>'
select @x.value(' if ( (/ROOT/elem/@attr)[1] eq "aaa" ) then fn:true() else fn:false() ', 'bit');
go
-- result = 1
次の例では、型指定されている xml 列に対してクエリが指定されています。if 式では、<ROOT> 要素の型指定されたブール値が確認され、その結果に応じて、構築された XML が返されます。この例では、次の操作が実行されます。
xs:boolean 型の <ROOT> 要素を定義する、XML スキーマ コレクションを作成します。
XML スキーマ コレクションを使用して、型指定されている xml 列を持つテーブルを作成します。
XML インスタンスを列に保存し、クエリを実行します。
-- Drop table if exist
--DROP TABLE T
--go
DROP XML SCHEMA COLLECTION SC;
go
CREATE XML SCHEMA COLLECTION SC AS '
<schema xmlns="http://www.w3.org/2001/XMLSchema"
targetNamespace="QNameXSD" >
<element name="ROOT" type="boolean" nillable="true"/>
</schema>';
go
CREATE TABLE T (xmlCol XML(SC));
go
-- following OK
insert into T values ('<ROOT xmlns="QNameXSD">true</ROOT>');
go
-- Retrieve the local name.
SELECT xmlCol.query('declare namespace a="QNameXSD";
if (/a:ROOT[1] eq true()) then
<result>Found boolean true</result>
else
<result>Found boolean false</result>')
FROM T;
-- result = <result>Found boolean true</result>
-- Clean up
DROP TABLE T;
go
DROP XML SCHEMA COLLECTION SC;
go