IHarticles (Transact-SQL)
IHarticles システム テーブルは、現在のディストリビュータを使用している SQL Server 以外のパブリッシャからレプリケートされているアーティクルごとに 1 行のデータを保持します。このテーブルは、ディストリビューション データベースに保存されます。
定義
列名 |
データ型 |
説明 |
---|---|---|
article_id |
int |
そのアーティクルの一意な ID 番号を示す ID 列です。 |
name |
sysname |
パブリケーションの中で一意なアーティクルに関係する名前です。 |
publication_id |
smallint |
そのアーティクルが属するパブリケーションの ID です。 |
table_id |
int |
IHpublishertables からパブリッシュされているテーブルの ID です。 |
publisher_id |
smallint |
SQL Server 以外のパブリッシャの ID です。 |
creation_script |
nvarchar(255) |
そのアーティクルのスキーマ スクリプトです。 |
del_cmd |
nvarchar(255) |
テーブル アーティクルの削除をレプリケートするときに使用されるレプリケーション コマンドの種類です。詳細については、「トランザクション アーティクルに変更を反映する方法の指定」を参照してください。 |
filter |
int |
この列は使用されませんが、SQL Server アーティクル (sysarticles) で使用される sysarticles ビューとの互換性を IHarticles テーブルの sysarticles ビューに持たせるためにのみ含まれています。 |
filter_clause |
ntext |
アーティクルの WHERE 句は、フィルタによる行選択に使用され、SQL 以外のパブリッシャが解釈できる標準の Transact-SQL で作成されます。 |
ins_cmd |
nvarchar(255) |
テーブル アーティクルの挿入をレプリケートするときに使用されるレプリケーション コマンドの種類です。詳細については、「トランザクション アーティクルに変更を反映する方法の指定」を参照してください。 |
pre_creation_cmd |
tinyint |
同じ名前のオブジェクトがサブスクライバに既に存在する場合に、初期スナップショットが適用される前に実行するコマンドです。 0 = なし : コマンドは実行されません。 1 = DROP : レプリケーション先テーブルを削除します。 2 = DELETE : レプリケーション先テーブルからのデータを削除します。 3 = TRUNCATE : レプリケーション先テーブルを切り捨てます。 |
status |
tinyint |
アーティクル オプションとステータスのビットマスクです。次に示す 1 つ以上の値のビットごとの論理和演算をとります。 0 = プロパティを追加しません。 1 = アクティブ 8 = INSERT ステートメントに列名を含みます。 16 = パラメータ化されたステートメントを使用します。 たとえば、パラメータ化されたステートメントを使用するアクティブなアーティクルの場合、この列の値は 17 になります。0 の値は、アーティクルが非アクティブであり、追加プロパティが定義されていないことを意味します。 |
type |
tinyint |
アーティクルのタイプです。 1 = ログベースのアーティクルです。 |
upd_cmd |
nvarchar(255) |
テーブル アーティクルの更新をレプリケートするときに使用されるレプリケーション コマンドの種類です。詳細については、「トランザクション アーティクルに変更を反映する方法の指定」を参照してください。 |
schema_option |
binary(8) |
指定されたアーティクルに対するスキーマ生成オプションのビットマップです。次に示す 1 つ以上の値のビットごとの論理和演算をとります。 0x00 = スナップショット エージェントによるスクリプト作成を無効にして、提供されている CreationScript を使用します。 0x01 = オブジェクト作成 (CREATE TABLE、CREATE PROCEDURE など) を生成します。 0x10 = 対応するクラスタ化インデックスを作成します。 0x40 = 対応する非クラスタ化インデックスを作成します。 0x80 = 宣言された参照整合性を主キーに含めます。 0x1000 = 列レベルの照合順序をレプリケートします。
注
既定では、このオプションは Oracle パブリッシャに対して設定され、大文字と小文字を区別する比較が有効になります。
0x4000 = テーブル アーティクル上で定義されていれば、一意なキーをレプリケートします。 0x8000 = ALTER TABLE ステートメントを使用して、テーブル アーティクル上の主キーと一意キーを制約としてレプリケートします。 |
dest_owner |
sysname |
目的のデータベースにおけるテーブルの所有者です。 |
dest_table |
sysname |
対象テーブルの名前です。 |
tablespace_name |
nvarchar(255) |
アーティクルのログ テーブルによって使用されるテーブルスペースを識別します。 |
objid |
int |
この列は使用されませんが、SQL Server アーティクル (sysarticles) で使用される sysarticles ビューとの互換性を IHarticles テーブルの sysarticles ビューに持たせるためにのみ含まれています。 |
sync_objid |
int |
この列は使用されませんが、SQL Server アーティクル (sysarticles) で使用される sysarticles ビューとの互換性を IHarticles テーブルの sysarticles ビューに持たせるためにのみ含まれています。 |
description |
nvarchar(255) |
アーティクルを説明するエントリです。 |
publisher_status |
int |
パブリッシュされたアーティクルを定義したビューが sp_articleview を呼び出すことによって定義されたかどうかを示すために使用されます。 0 = sp_articleview が呼び出されました。 1 = sp_articleview は呼び出されませんでした。 |
article_view_owner |
nvarchar(255) |
ログ リーダー エージェントによって使用されるパブリッシャ上の同期オブジェクトの所有者です。 |
article_view |
nvarchar(255) |
ログ リーダー エージェントによって使用されるパブリッシャ上の同期オブジェクトです。 |
ins_scripting_proc |
int |
この列は使用されませんが、SQL Server アーティクル (sysarticles) で使用される sysarticles ビューとの互換性を IHarticles テーブルの sysarticles ビューに持たせるためにのみ含まれています。 |
del_scripting_proc |
int |
この列は使用されませんが、SQL Server アーティクル (sysarticles) で使用される sysarticles ビューとの互換性を IHarticles テーブルの sysarticles ビューに持たせるためにのみ含まれています。 |
upd_scripting_proc |
int |
この列は使用されませんが、SQL Server アーティクル (sysarticles) で使用される sysarticles ビューとの互換性を IHarticles テーブルの sysarticles ビューに持たせるためにのみ含まれています。 |
custom_script |
int |
この列は使用されませんが、SQL Server アーティクル (sysarticles) で使用される sysarticles ビューとの互換性を IHarticles テーブルの sysarticles ビューに持たせるためにのみ含まれています。 |
fire_triggers_on_snapshot |
bit |
この列は使用されませんが、SQL Server アーティクル (sysarticles) で使用される sysarticles ビューとの互換性を IHarticles テーブルの sysarticles ビューに持たせるためにのみ含まれています。 |
instance_id |
int |
パブリッシュされたテーブルに対するアーティクル ログの現在のインスタンスを識別します。 |
use_default_datatypes |
bit |
アーティクルが既定のデータ型マッピングを使用するかどうかを示します。1 の値は、既定のデータ型マッピングが使用されることを示します。 |