抽出条件ペイン (Visual Database Tools)
抽出条件ペインでは、表示するデータ列、結果の順序、選択する行などのクエリ オプションを選択してスプレッドシート形式のグリッドに入力することにより、クエリ オプションを指定できます。抽出条件ペインでは次の内容を指定できます。
表示する列と列名のエイリアス
列が属しているテーブル
計算が必要な列に対する式
クエリの並べ替え順序
検索条件
グループ化の条件 (サマリ レポートで使用する集計関数など)
更新クエリまたは値の挿入クエリに対する新しい値
結果の挿入クエリの挿入先の列名
抽出条件ペインで行った変更は、ダイアグラム ペインと SQL ペインに自動的に反映されます。同様に、他のペインが変更されると、その変更を反映して抽出条件ペインも自動的に更新されます。
抽出条件ペインについて
抽出条件ペインの行には、クエリで使用されるデータ列が表示されます。抽出条件ペインの列には、クエリ オプションが表示されます。
抽出条件ペインに表示される具体的な情報は、作成中のクエリの種類によって異なります。
抽出条件ペインが表示されていない場合は、デザイナを右クリックし、[ペイン] をポイントして [抽出条件] をクリックします。
オプション
列 |
クエリの種類 |
説明 |
---|---|---|
[列] |
すべて |
クエリに使用されるデータ列の名前、または計算が必要な列の式が表示されます。水平にスクロールしても常に表示されるよう、この列はロックされています。 |
[別名] |
選択、結果の挿入、更新、テーブルの作成 |
列に対する別名、または計算列で使用できる名前を指定します。 |
[テーブル] |
選択、結果の挿入、更新、テーブルの作成 |
対応するデータ列のテーブルまたはテーブル構造オブジェクトの名前を指定します。計算列の場合は空白です。 |
[出力] |
選択、結果の挿入、テーブルの作成 |
データ列をクエリの出力に表示するかどうかを指定します。
注
データベースが対応している場合は、データ列を結果セットに表示せずに、並べ替えや検索の句として使用できます。
|
[並べ替えの種類] |
選択、結果の挿入 |
クエリ結果を並べ替えるために対応するデータ列を使用すること、および並べ替えが昇順であるか降順であるかを指定します。 |
[並べ替え順序] |
選択、結果の挿入 |
結果セットの並べ替えに使用するデータ列の並べ替え優先順位を指定します。データ列の並べ替え順序を変更すると、他のすべての列の並べ替え順序もその変更に従って更新されます。 |
[グループ化] |
選択、結果の挿入、テーブルの作成 |
対応するデータ列を集計クエリの作成に使用することを指定します。このグリッド列が表示されるのは、[クエリ] メニューの [グループ化] をクリックした場合、または SQL ペインに GROUP BY 句を追加した場合だけです。 既定では、この列の値は [グループ化] に設定されていて、列は GROUP BY 句の中で使用されます。 この列のセルに移動し、対応するデータ列に適用する集計関数を選択すると、既定では、結果として作成される式が、結果セットの出力列として追加されます。 |
[抽出条件] |
すべて |
対応するデータ列に対する検索条件 (フィルタ) を指定します。演算子 (既定では "=") と検索する値を入力します。テキスト値は単一引用符で囲みます。 対応するデータ列が GROUP BY 句の一部である場合、入力した式は HAVING 句で使用されます。 [抽出条件] グリッド列の複数のセルに値を入力した場合は、結果として生成される検索条件が自動的に論理 AND で連結されます。 1 つのデータベース列に複数の検索条件式 (たとえば (fname > 'A') AND (fname < 'M')) を指定するには、そのデータ列を抽出条件ペインに 2 回入力し、データ列の各インスタンスの [抽出条件] グリッド列に異なる値を入力します。 |
[または...] |
すべて |
データ列に追加する検索条件式を指定します。指定した式は、前の式と論理 OR で連結されます。右端の [または...] 列で Tab キーを押すと、[または...] グリッド列を追加できます。 |
[追加] |
結果の挿入 |
対応するデータ列の挿入先データ列の名前を指定します。結果の挿入クエリを作成すると、クエリおよびビュー デザイナは、挿入元データ列を適切な挿入先データ列に照合しようとします。一致するデータ列をクエリおよびビュー デザイナが選択できない場合は、列の名前を指定する必要があります。 |
[新しい値] |
更新、値の挿入 |
対応する列に格納する値を指定します。リテラル値または式を入力します。 |