ALTER CREDENTIAL (Transact-SQL)
資格情報のプロパティを変更します。
構文
ALTER CREDENTIAL credential_name WITH IDENTITY = 'identity_name'
[ , SECRET = 'secret' ]
引数
credential_name
変更する資格情報の名前を指定します。IDENTITY ='identity_name'
サーバーの外部に接続するときに使用するアカウントの名前を指定します。SECRET ='secret'
送信する認証に必要なシークレットを指定します。secret は省略可能です。
説明
資格情報を変更すると、identity_name と secret の両方の値がリセットされます。SECRET 引数を省略すると、格納されているシークレットの値は NULL に設定されます。
シークレットはサービス マスタ キーを使用して暗号化されます。サービス マスタ キーが再生成された場合、シークレットは新しいサービス マスタ キーを使って再暗号化されます。
資格情報に関する情報は、sys.credentials カタログ ビューで確認できます。
権限
ALTER ANY CREDENTIAL 権限が必要です。資格情報がシステム資格情報の場合は、CONTROL SERVER 権限が必要です。
例
A. 資格情報のパスワードを変更する
次の例では、Saddles という資格情報に格納されているシークレットを変更します。資格情報には、Windows ログイン RettigB とそのパスワードが含まれています。新しいパスワードは、SECRET 句を使って資格情報に追加されます。
ALTER CREDENTIAL Saddles WITH IDENTITY = 'RettigB',
SECRET = 'sdrlk8$40-dksli87nNN8';
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B. 資格情報からパスワードを削除する
次の例では、Frames という資格情報からパスワードを削除します。資格情報には、Windows ログイン Aboulrus8 とパスワードが含まれています。SECRET オプションを指定しないので、ステートメントを実行した後、資格情報のパスワードは NULL になります。
ALTER CREDENTIAL Frames WITH IDENTITY = 'Aboulrus8';
GO