IHpublications (Transact-SQL)
IHpublications システム テーブルは、現在のディストリビュータを使用する SQL Server 以外のパブリケーションごとに 1 行のデータを格納します。このテーブルは、ディストリビューション データベースに保存されます。
列名 |
データ型 |
説明 |
---|---|---|
pubid |
int |
パブリケーションの一意な ID を示す ID 列。 |
name |
sysname |
パブリケーションに関連付けられた一意な名前。 |
repl_freq |
tinyint |
レプリケーションの頻度。 0 = トランザクション ベース 1 = テーブルの定期更新 |
status |
tinyint |
パブリケーションの状態。次のいずれかになります。 0 = 非アクティブ 1 = アクティブ |
sync_method |
tinyint |
同期方法。 1 = 文字一括コピー 4 = Concurrent_c。文字一括コピーが使用されますが、スナップショットの実行中はテーブルはロックされません。 |
snapshot_jobid |
binary |
スケジュールされているタスクの ID。 |
enabled_for_internet |
bit |
FTP やその他のサービスによって、パブリケーション用の同期ファイルをインターネット上で公開するかどうかを示します。1 は、インターネットからアクセスできることを示します。 |
immediate_sync_ready |
bit |
同期ファイルが利用できるかどうかを示します。1 は利用できることを示します。SQL 以外のパブリッシャに対してはサポートされていません。 |
allow_queued_tran |
bit |
変更をパブリッシャで適用できるようになるまで、サブスクライバで変更をキューに保持するかどうかを示します。1 の場合、サブスクライバで加えられた変更はキューに保持されます。SQL 以外のパブリッシャに対してはサポートされていません。 |
allow_sync_tran |
bit |
パブリケーションでサブスクリプションの即時更新を許可するかどうかを示します。1 は、即時更新サブスクリプションを許可することを示します。SQL 以外のパブリッシャに対してはサポートされていません。 |
autogen_sync_procs |
bit |
即時更新サブスクリプションの同期ストアド プロシージャがパブリッシャで生成されるかどうかを示します。1 は、パブリッシャで生成されることを示します。SQL 以外のパブリッシャに対してはサポートされていません。 |
snapshot_in_defaultfolder |
bit |
スナップショット ファイルが既定のフォルダに格納されるかどうかを示します。0 の場合、スナップショット ファイルは alternate_snapshot_folder で指定された代替位置に格納されます。1 の場合、スナップショット ファイルは既定のフォルダに存在します。 |
alt_snapshot_folder |
nvarchar(510) |
スナップショットの代替フォルダの場所。 |
pre_snapshot_script |
nvarchar(510) |
.sql ファイルの場所を指すポインタ。ディストリビューション エージェントは、サブスクライバ側でスナップショットを適用するとき、レプリケートされたオブジェクト スクリプトより前に、プリスナップショット スクリプトを実行します。 |
post_snapshot_script |
nvarchar(510) |
.sql ファイルの場所を指すポインタ。ディストリビューション エージェントは、最初の同期中、他のすべてのレプリケートされたオブジェクト スクリプトとデータが適用された後に、ポストスナップショット スクリプトを実行します。 |
compress_snapshot |
bit |
alt_snapshot_folder の場所に書き込まれたスナップショットを Microsoft CAB 形式で圧縮するかどうかを示します。0 は、スナップショットが圧縮されないことを示します。 |
ftp_address |
sysname |
ディストリビュータ用 FTP サービスのネットワーク アドレス。ディストリビューション エージェントが受け取るパブリケーション スナップショット ファイルの場所を示します。 |
ftp_port |
int |
ディストリビュータ用 FTP サービスのポート番号。ディストリビューション エージェントが受け取るパブリケーション スナップショット ファイルの場所を示します。 |
ftp_subdirectory |
nvarchar(510) |
パブリケーションで、FTP を利用したスナップショット配布がサポートされている場合に、ディストリビューション エージェントがパブリケーション スナップショット ファイルを取得する場所。 |
ftp_login |
nvarchar(256) |
FTP サービスへの接続に使用されるユーザー名。 |
ftp_password |
nvarchar(1048) |
FTP サービスへの接続に使用されるユーザー パスワード。 |
allow_dts |
bit |
パブリケーションでデータを変換できるかどうかを示します。1 は、DTS 変換が許可されることを示します。SQL 以外のパブリッシャに対してはサポートされていません。 |
allow_anonymous |
bit |
パブリケーションに対して匿名サブスクリプションを許可するかどうかを示します。1 は許可することを示します。 |
centralized_conflicts |
bit |
競合レコードがパブリッシャに格納されるかどうかを示します。 0 = 競合レコードは、競合の原因となったパブリッシャとサブスクライバの両方に格納されます。 1 = 競合レコードはパブリッシャに格納されます。 SQL 以外のパブリッシャに対してはサポートされていません。 |
conflict_retention |
int |
競合の保有期間の日数。SQL 以外のパブリッシャに対してはサポートされていません。 |
conflict_policy |
int |
キュー更新サブスクライバ オプションを使用するときの競合の解決方法。次のいずれかの値をとります。 1 = パブリッシャ優先 2 = サブスクライバ優先 3 = サブスクリプションを再初期化 SQL 以外のパブリッシャに対してはサポートされていません。 |
queue_type |
int |
使用されるキューの種類。次のいずれかの値をとります。 1 = msmq。Microsoft Message Queuing を使ってトランザクションを格納します。 2 = sql。SQL Server を使ってトランザクションを格納します。 この列は、SQL Server 以外のパブリッシャで使用されることはありません。
注
Microsoft Message Queuing は廃止されており、現在はサポートされていません。
SQL 以外のパブリッシャに対してはサポートされていません。 |
ad_guidname |
sysname |
パブリケーションを Microsoft Active Directory にパブリッシュするかどうかを指定します。有効なグローバル一意識別子 (GUID) の場合、パブリケーションが Microsoft Active Directory にパブリッシュされることを示します。また GUID が、対応する Active Directory パブリケーション オブジェクトの objectGUID であることを示します。NULL の場合、パブリケーションは Microsoft Active Directory にパブリッシュされません。SQL 以外のパブリッシャに対してはサポートされていません。 |
backward_comp_level |
int |
データベースの互換性レベル。次のいずれかの値になります。 10 = SQL Server 7.0 20 = SQL Server 7.0 Service Pack 1 30 = SQL Server 7.0 Service Pack 2 35 = SQL Server 7.0 Service Pack 3 40 = SQL Server 2000 50 = SQL Server 2000 Service Pack 1 60 = SQL Server 2000 Service Pack 3 90 = SQL Server 2005 100 = SQL Server 2008 SQL 以外のパブリッシャに対してはサポートされていません。 |
description |
nvarchar(255) |
パブリケーションの説明エントリ。 |
independent_agent |
bit |
このパブリケーションに対して、スタンドアロンのディストリビューション エージェントがあるかどうかを示します。 0 = パブリケーションは共有ディストリビューション エージェントを使用し、パブリッシャ データベース/サブスクライバ データベースの各ペアは、単一の共有エージェントを保有します。 1 = このパブリケーションに対して、スタンドアロンのディストリビューション エージェントが存在します。 |
immediate_sync |
bit |
スナップショット エージェントを実行するたびに同期ファイルを作成または再作成するかどうかを示します。1 は、エージェントを実行するたびに同期ファイルが作成されることを示します。 |
allow_push |
bit |
パブリケーションに対してプッシュ サブスクリプションを許可するかどうかを示します。1 は許可することを示します。 |
allow_pull |
bit |
パブリケーションに対してプル サブスクリプションを許可するかどうかを示します。1 は許可することを示します。 |
retention |
int |
指定されたパブリケーションに関する変更を保存する時間。 |
allow_subscription_copy |
bit |
このパブリケーションにサブスクライブするサブスクリプション データベースをコピーする機能が、有効かどうかを示します。1 は、コピーできることを示します。 |
allow_initialize_from_backup |
bit |
サブスクライバでは、最初のスナップショットではなくバックアップから、このパブリケーションへのサブスクリプションを初期化できるかどうかを示します。1 は、サブスクリプションがバックアップから初期化できることを示し、0 はできないことを示します。詳細については、「スナップショットを使用しないトランザクション サブスクリプションの初期化」を参照してください。SQL 以外のパブリッシャに対してはサポートされていません。 |
min_autonosync_lsn |
binary(1) |
単に情報を示すためだけに特定されます。サポートされていません。将来の互換性は保証されません。 |
replicate_ddl |
int |
スキーマ レプリケーションがパブリケーションに対してサポートされているかどうかを示します。1 は、パブリッシャで実行される DDL ステートメントがレプリケートされることを示し、0 は、DDL ステートメントがレプリケートされないことを示します。詳細については、「パブリケーション データベースでのスキーマの変更」を参照してください。SQL 以外のパブリッシャに対してはサポートされていません。 |
options |
int |
追加のパブリッシング オプションを指定するビットマップ。ビットごとのオプション値は次のようになります。 0x1 - ピア ツー ピア レプリケーションに対して有効 0x2 - ローカル変更のみをパブリッシュする 0x4 - SQL Server 以外のサブスクライバに対して有効 |