サーバーの認証モードを変更する方法

SQL Server データベース エンジンは、インストール中に [Windows 認証モード] または [SQL Server 認証モードと Windows 認証モード] に設定されます。このトピックでは、インストール後に、セキュリティ モードを変更する方法について説明します。

インストール時に [Windows 認証モード] を選択すると、sa ログインが無効になり、セットアップによってパスワードが割り当てられます。後で認証モードを [SQL Server 認証モードと Windows 認証モード] に変更しても、sa ログインは無効のままになります。sa ログインを使用するには、ALTER LOGIN ステートメントを使用して sa ログインを有効にし、新しいパスワードを割り当てます。

セキュリティに関する注意セキュリティに関する注意

sa アカウントは、よく知られた SQL Server アカウントで、悪意のあるユーザーの攻撃対象となることが少なくありません。アプリケーションで必要な場合を除き、sa アカウントを有効にしないでください。sa ログインには、強力なパスワードを使用することが非常に重要です。

sa ログインでサーバーに接続できるのは、SQL Server 認証を使用する場合に限られます。

セキュリティ認証モードを変更するには

  1. SQL Server Management Studio オブジェクト エクスプローラーで、サーバーを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。

  2. [セキュリティ] ページの [サーバー認証] で、新しいサーバーの認証モードを選択し、[OK] をクリックします。

  3. SQL Server の再起動が必要であることを示す SQL Server Management Studio のダイアログ ボックスで、[OK] をクリックします。

SQL Server Management Studio から SQL Server を再起動するには

  • オブジェクト エクスプローラーでサーバーを右クリックし、[再起動] をクリックします。SQL Server エージェントも再起動する必要があります (実行されている場合)。

Transact-SQL を使用して sa ログインを有効にするには

  • 次のステートメントを実行して sa パスワードを有効にし、パスワードを割り当てます。

    ALTER LOGIN sa ENABLE ;
    GO
    ALTER LOGIN sa WITH PASSWORD = '<enterStrongPasswordHere>' ;
    GO
    
    ALTER LOGIN sa ENABLE ;
    GO
    ALTER LOGIN sa WITH PASSWORD = '<enterStrongPasswordHere>' ;
    GO
    

Management Studio を使用して sa ログインを有効にするには

  1. オブジェクト エクスプローラーで、[セキュリティ]、[ログイン] の順に展開し、[sa] を右クリックして [プロパティ] をクリックします。

  2. [全般] ページで、sa ログインのパスワードを作成し、確認する必要が生じる場合があります。

  3. [状態] ページで、[ログイン][有効] をクリックし、[OK] をクリックします。