メンテナンス プラン ウィザード
メンテナンス プラン ウィザードを使用すると、データベースを正しく機能させたり、データベースを定期的にバックアップしたり、データベースの不整合をなくしたりするための主要なメンテナンス タスクをセットアップできます。このウィザードでは、マルチサーバー環境内のローカル サーバーまたは対象サーバーでこれらのタスクを実行する、1 つ以上の SQL Server エージェント ジョブを作成します。作成したジョブは、スケジュール設定した間隔で実行するか、または要求時に実行できます。
メンテナンス プランを作成または管理するには、sysadmin 固定サーバー ロールのメンバである必要があります。ユーザーが sysadmin 固定サーバー ロールのメンバである場合のみ、オブジェクト エクスプローラにメンテナンス プランが表示されます。
メンテナンス プランは、次のタスクを実行するように作成できます。
新しい FILL FACTOR を使用してインデックスを再構築し、データ ページとインデックス ページのデータを再編成します。この再構築によって、データ量と空き領域がすべてのデータベース ページに均等に分配されます。また、その後の拡張を高速化できます。詳細については、「FILL FACTOR」を参照してください。
空のデータベース ページを削除してデータ ファイルを圧縮します。
インデックス統計を更新して、クエリ オプティマイザで保持されているテーブル内のデータ値の分布に関する情報を常に最新の状態に保ちます。その結果、データベース内のデータに関してクエリ オプティマイザが使用できる情報が多くなるため、データにアクセスする最適な方法がクエリ オプティマイザによってより適切に判断されます。インデックス統計は SQL Server によって定期的に自動更新されますが、このオプションを使用すると、インデックス統計をすぐに更新できます。
データベース内のデータとデータ ページの内部一貫性チェックを実行して、システムまたはソフトウェアの問題が原因でデータが壊れていないかどうかを確認します。
データベースとトランザクション ログ ファイルをバックアップします。データベースとログのバックアップは、指定した期間、保管できます。これにより、バックアップの履歴を作成して、最後にデータベースをバックアップした時点より前の時点への復元が必要になった場合に使用できます。また、差分バックアップも行えます。
SQL Server エージェント ジョブを実行します。これにより、さまざまなアクションを実行するジョブと、それらのジョブを実行するメンテナンス プランを作成できます。
メンテナンス タスクで生成される結果は、レポートとしてテキスト ファイルに書き込むことや、msdb 内のメンテナンス プラン用のテーブルである sysmaintplan_log や sysmaintplan_logdetail に書き込むことができます。ログ ファイル ビューアで結果を参照するには、[メンテナンス プラン] を右クリックし、[履歴の表示] をクリックします。
メンテナンス プランは、互換性レベルが 80 以上に設定されているデータベースに対してのみ実行されます。メンテナンス プラン ウィザードでは、互換性レベルが 70 以下に設定されているデータベースは表示されません。
メンテナンス プラン ウィザードを起動するには
メンテナンス タスクを変更するには