整数データの使用
整数とは、小数点以下の部分を含まない数のことです。
Microsoft SQL Server には、サイズが異なる次の整数型があります。
bigint
長さが 8 バイトで、–2^63 (-9,223,372,036,854,775,808) ~ 2^63-1 (9,223,372,036,854,775,807) の数値を格納します。
integer または int
長さが 4 バイトで、-2,147,483,648 ~ 2,147,483,647 の数値を格納します。
smallint
長さが 2 バイトで、-32,768 ~ 32,767 の数値を格納します。
tinyint
長さが 1 バイトで、0 ~ 255 の数値を格納します。
整数型のオブジェクトと式はどのような数学的演算にも使用できます。演算によって生成された小数点以下の部分は丸められずに切り捨てられます。たとえば、SELECT 5/3 では値 2 ではなく値 1 が返されます。小数点以下の部分が丸められた場合に返される値は 2 です。
数値が自動的に増加する IDENTITY プロパティには整数型しか使用できません。通常、IDENTITY プロパティは、一意な識別番号や主キーを自動生成する場合に使用されます。
整数型のデータは文字データや日付時刻データとは異なり、単一引用符で囲む必要はありません。