データベース エンジン サービスの管理
Microsoft SQL Server は、Microsoft Windows 2000 または Microsoft Windows Server 2003 オペレーティング システム上でサービスとして実行されます。サービスとは、システムのバックグラウンドで実行されるアプリケーションの一種です。通常は、Web サーバー、イベント ログ、ファイル サーバーなど、オペレーティング システムの中核的な機能をサービスによって提供します。サービスは、コンピュータのデスクトップにユーザー インターフェイスを表示することなく実行できます。SQL Server データベース エンジン、SQL Server エージェント、およびその他のいくつかの SQL Server コンポーネントはサービスとして実行されます。これらのサービスは、オペレーティング システムの起動時に開始されるのが一般的です。起動時のサービスの状態は、セットアップ中に行った指定に依存します。一部のサービスは既定では開始されません。ここでは、SQL Server の各種サービスの管理について説明します。SQL Server インスタンスにログインする前に、SQL Server インスタンスを開始、停止、一時停止、再開、および再起動する方法を知っておく必要があります。ログイン後には、サーバーの管理やデータベースに対するクエリなどのタスクを実行することができます。
SQL Server サービスの使用
SQL Server データベース エンジン インスタンスを開始すると、SQL Server サービスも開始されます。SQL Server サービスを開始すると、ユーザーはサーバーに対する新しい接続を確立できるようになります。SQL Server サービスの開始と終了は、ローカルまたはリモートからサービスとして行うことができます。SQL Server サービスは、既定のインスタンスの場合は SQL Server (MSSQLSERVER)、名前付きインスタンスの場合は MSSQL$<instancename> と呼ばれます。
SQL Server 構成マネージャの使用
SQL Server 構成マネージャは、SQL Server 2000 のツールだったサーバー ネットワーク ユーティリティ、クライアント ネットワーク ユーティリティ、およびサービス マネージャの機能を組み合わせたものです。SQL Server 構成マネージャを使用して、SQL Server の各種サービスを停止、開始、または一時停止できます。
注 |
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SQL Server 構成マネージャでは、SQL Server 2000 サービスを管理することはできません。 |
SQL Server 構成マネージャを使用して、選択したサービスのプロパティを参照することもできます。SQL Server 構成マネージャは、MMC (Microsoft 管理コンソール) スナップインです。MMC およびスナップインの動作の詳細については、Windows ヘルプを参照してください。
SQL Server 構成マネージャを使用するには
- [スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム]、[Microsoft SQL Server 2008 R2]、[構成ツール] の順にポイントして、[SQL Server 構成マネージャ] をクリックします。