Audit Broker Login イベント クラス
SQL Server は Audit Broker Login イベントを作成して、Service Broker トランスポートのセキュリティに関する監査メッセージを報告します。
Audit Broker Login イベント クラスのデータ列
データ列 |
データ型 |
説明 |
列番号 |
フィルタの適用 |
---|---|---|---|---|
ApplicationName |
nvarchar |
このイベント クラスでは使用しません。 |
10 |
可 |
ClientProcessID |
int |
このイベント クラスでは使用しません。 |
9 |
可 |
DatabaseID |
int |
SQL Server Profiler では、Server Name データ列がトレースにキャプチャされ、そのサーバーが利用可能な場合、データベースの名前が表示されます。データベースに対応する値は、DB_ID 関数を使用して特定します。 |
3 |
可 |
EventClass |
int |
キャプチャされたイベント クラスの種類。Audit Broker Login の場合は、常に 159。 |
27 |
不可 |
EventSequence |
int |
このイベントのシーケンス番号。 |
51 |
不可 |
EventSubClass |
int |
イベント サブクラスの種類です。各イベント クラスについての詳細な情報を提供します。次の表に、このイベントのイベント サブクラス値を示します。 |
21 |
可 |
FileName |
nvarchar |
リモート ブローカの認証レベル。リモート ブローカのエンドポイントで構成されたサポート済みの認証方式。複数の方式を使用できる場合は、受け入れ側 (対象) のエンドポイントにより、最初に試行される方式が決まります。有効値は次のとおりです。
|
36 |
不可 |
HostName |
nvarchar |
このイベント クラスでは使用しません。 |
8 |
可 |
IsSystem |
int |
システム プロセスまたはユーザー プロセスのどちらでイベントが発生したのかを示します。1 はシステム、0 はユーザーです。 |
60 |
不可 |
LoginSid |
image |
ログイン ユーザーのセキュリティ ID 番号 (SID)。各 SID はサーバーのログインごとに一意です。 |
41 |
可 |
NTDomainName |
nvarchar |
ユーザーが所属する Windows NT 4.0 ドメインまたは Windows 2000 ドメイン。 |
7 |
可 |
NTUserName |
nvarchar |
このイベントが生成された接続を所有するユーザーの名前。 |
6 |
可 |
ObjectName |
nvarchar |
この接続に使用する接続文字列。 |
34 |
不可 |
OwnerName |
nvarchar |
ローカル ブローカのエンドポイントに構成されたサポート済みの認証方式。複数の方式を使用できる場合は、受け入れ側 (対象) のエンドポイントにより、最初に試行される方式が決まります。有効値は次のとおりです。
|
37 |
不可 |
ProviderName |
nvarchar |
この接続に使用する認証方式。 |
46 |
不可 |
RoleName |
nvarchar |
接続のロール。これは initiator または target のいずれかです。 |
38 |
不可 |
ServerName |
nvarchar |
トレースされている SQL Server のインスタンスの名前です。 |
26 |
不可 |
SPID |
int |
クライアントに関連付けられているプロセスに SQL Server によって割り当てられているサーバー プロセス ID。 |
12 |
可 |
StartTime |
datetime |
(取得できた場合) イベントが開始した時刻。 |
14 |
可 |
State |
int |
SQL Server のソース コード内のイベントが生成された場所を示します。イベントが生成された場所によって、状態コードが異なることがあります。マイクロソフトのサポート エンジニアはこの状態コードを使用して、イベントが生成されたソース コード内の場所を特定することができます。 |
30 |
不可 |
TargetUserName |
nvarchar |
ログイン状態。次のうちのいずれかになります。
|
39 |
不可 |
TransactionID |
bigint |
トランザクションに対してシステムが割り当てた ID。 |
4 |
不可 |
次の表に、このイベント クラスのサブクラス値を示します。
ID |
サブクラス |
説明 |
---|---|---|
1 |
Login Success |
Login Success イベントは、隣接するブローカ ログイン プロセスが正常に完了したことを報告するイベントです。 |
2 |
Login Protocol Error |
Login Protocol Error イベントは、形式は整形式でも、ログイン プロセスの現在状態では無効なメッセージをブローカが受け取ったことを報告するイベントです。このメッセージは、喪失しているか、誤った順序で送信されている可能性があります。 |
3 |
Message Format Error |
Message Format Error イベントは、期待する形式に一致しないメッセージをブローカが受け取ったことを報告するイベントです。このメッセージは破損しているか、Service Broker が使用しているポートに SQL Server 以外のプログラムがメッセージを送信している可能性があります。 |
4 |
Negotiate Failure |
Negotiate Failure イベントは、ローカル ブローカとリモート ブローカが同時に使用できない認証をサポートしていることを報告するイベントです。 |
5 |
Authentication Failure |
Authentication Failure イベントは、Service Broker がエラーのために接続を認証できないことを報告するイベントです。Windows 認証の場合は、Service Broker が Windows 認証を使用できないことを示しています。証明書ベースの認証の場合は、Service Broker が証明書にアクセスできないことを示しています。 |
6 |
Authorization Failure |
Authorization Failure イベントは、Service Broker が接続の認証を拒否したことを報告するイベントです。Windows 認証の場合は、接続のセキュリティ ID に一致するデータベース ユーザーが見つからないことを示しています。証明書ベースの認証の場合は、メッセージにより渡された公開キーがデータベース内の証明書に対応していないことを示しています。 |