ビューの種類

標準のビュー、インデックス付きビュー、およびパーティション ビューを作成できます。

標準のビュー

標準のビューを使って 1 つ以上のテーブルからのデータを組み合わせることで、ビューを使用する利点の大部分を得ることができます。ビューを使用する利点には、特定のデータに注目したり、データ操作を単純にすることなどがあります。ビューを使用する利点については、「ビューの使用に関するシナリオ」で詳しく説明します。

インデックス付きビュー

インデックス付きビューは、具体化されたビューです。つまり、このビューでは計算が行われ、データが格納されます。ビューに一意クラスタ化インデックスを作成することで、ビューにインデックスを設定します。ある種のクエリでは、インデックス付きビューにより、大幅にパフォーマンスが向上します。インデックス付きビューは、多くの行を集計するクエリで最も効果を発揮します。インデックス付きビューは、基になるデータセットが頻繁に更新される場合は適していません。詳細については、「インデックス付きビューのデザイン」を参照してください。

パーティション ビュー

パーティション ビューでは、1 台以上のサーバーに分散された一連のメンバ テーブルからの、行方向にパーティション分割されたデータが結合されます。これにより、データが 1 つのテーブルからのデータのように表示されます。SQL Server の同じインスタンスのメンバ テーブルを結合するビューは、ローカル パーティション ビューです。

注意

ローカルにデータをパーティション分割するには、パーティション テーブルを使用する方法をお勧めします。詳細については、「パーティション テーブルとパーティション インデックス」を参照してください。

ビューで複数のサーバーに分散されたテーブルのデータが結合される場合は、分散パーティション ビューです。分散パーティション ビューは、データベース サーバーの連合を実装するために使用されます。連合とは、個別に管理されるサーバーのグループで、連携してシステムの処理負荷を共有します。データをパーティション分割してデータベース サーバーの連合を形成するメカニズムによって、サーバー セットの規模を拡大し、大規模で複数層から構成される Web サイトの処理の要件に対応できます。詳細については、「パーティション ビューの作成」を参照してください。