レッスン 4: レポートのデザイン

前のレッスンでは、レポート モデル クエリを作成しました。このレッスンでは、レポートに使用する構造を選択し、フィールドを列、行、および詳細領域に割り当てて、合計を追加します。その後、レポート デザイナーでレポートをプレビューします。

レポートのスタイルを選択するには

  1. レポート ウィザードの [クエリのデザイン] ページで、[次へ] をクリックします。

  2. [レポートの種類を選択します] ページで、[マトリックス] オプションを選択し、[次へ] をクリックします。

レポートをデザインするには

  1. [マトリックスのデザイン] ページの [使用できるフィールド] ボックスで、[Product_Category1] を選択して [行] をクリックします。

    重要な注意事項重要

      [使用できるフィールド] ボックスには、クエリに追加されたフィールドと、クエリ内でのフィールドのグループ化方法に応じて必要となるその他のフィールドが一覧表示されます。クエリでエンティティを参照し、その後エンティティごとにデータをグループ化する場合、[使用できるフィールド] ボックスには各グループのエンティティのキーも追加されます。この場合、[使用できるフィールド] ボックスには、Product と Product1 など、重複する名前が表示されます。Product はエンティティのキーで、Product1 はクエリに追加したフィールドの値です。値ではなくエンティティごとにグループ化する場合は、レポート レイアウト内でフィールドを整理するときに、データの表示には必ず値フィールドを選択し、データのグループ化にはエンティティのキーを選択するようにしてください。

  2. [使用できるフィールド] ボックスで、[Product_Subcategory2] を選択して [行] をクリックします。

  3. [使用できるフィールド] ボックスで、[Product3] を選択して [行] をクリックします。

  4. [使用できるフィールド] ボックスで、[Order_Year][Order_Quarter] を選択して [列] をクリックします。

  5. [使用できるフィールド] ボックスで、[Sum_Total_Due] を選択して [詳細] をクリックします。

  6. [次へ] をクリックします。

  7. [マトリックスのスタイルを選択] ページで、[フォーマル] を選択します。

  8. [次へ] をクリックします。

  9. [レポート名] ボックスに「QDReportTutorial」と入力し、[完了] をクリックします。

    レポート デザイナーの [デザイン] ペインに、レポートが表示されます。この時点で、他のレポート デザイナー レポートと同様に、レポートを変更できます。次に集計式を変更し、合計フィールドを追加します。現在、式には間違った集計が表示されています。

レポートのプレビューを表示するには

  1. [レポート デザイナー] ウィンドウで、[プレビュー] タブをクリックします。

  2. [Order_Date] ボックスに、「5/1/2007」と入力します。

  3. [レポートの表示] をクリックします。

    [プレビュー] タブに結果が表示されます。他のレポート デザイナー レポートと同様に、ここでレポートを修正および書式設定したり、レポート サーバーにパブリッシュすることができます。

    2007 年 5 月 1 日以降の注文が表示されていることに注意してください。それよりも後の日付を入力した場合は、その日付以降の注文が表示されます。

プロンプト文字列を変更するには

  1. レポート データ ペインの [パラメーター] をクリックし、[Order Date] を右クリックして、[パラメーターのプロパティ] をクリックします。

  2. [プロンプト] ボックスに、「Orders on or after this date:」と入力します。

  3. [OK] をクリックします。

レポート フィールドの式を変更するには

  1. [デザイン] タブで、[Sum(Sum Total Due)] セルをダブルクリックします。

    [プレースホルダーのプロパティ] ダイアログ ボックスが開きます。[値] ボックスに "[First(Sum Total Due)]" と表示されます。

  2. First を選択し、「Sum」と入力します。

    今度は、"[Sum(Sum Total Due)]" のように表示されます。

  3. [OK] をクリックします。

    レポート デザイナーの既定値は First に設定されています。これは使用できる集計の一覧の先頭にある集計関数を表します。このレポートでは、Sum 集計関数を使用するため、Fields!Sum Total Due.Value フィールドで使用される集計関数を First から Sum に変更する必要があります。

    これで、正しい集計関数がフィールドで使用されるようになりました。次に、合計フィールドを追加します。

合計フィールドを追加するには

  1. [デザイン] タブで、[Order Year] を右クリックして、[合計の追加] をポイントし、[後] を選択します。

    これで、レポートを表示すると合計売上が表示されるようになります。

  2. [Order Quarter] を右クリックし、[合計の追加] をポイントして、[後] を選択します。

    これで、レポートを表示すると各年度の全四半期の合計売上が表示されるようになります。

  3. [Product3] を右クリックし、[合計の追加] をポイントして、[後] を選択します。

    これで、レポートを表示すると製品ごとの合計売上が表示されるようになります。

  4. [Product_Subcategory] を右クリックし、[合計の追加] をポイントして、[後] を選択します。

    これで、レポートを表示すると製品のサブカテゴリごとの合計売上が表示されるようになります。

  5. [Product Category] を右クリックし、[合計の追加] をポイントして、[後] を選択します。

    これで、レポートを表示すると製品のカテゴリごとの合計売上が表示されるようになります。

レポートのプレビューを表示するには

  1. [レポート デザイナー] ウィンドウで、[プレビュー] タブをクリックします。

  2. [Orders on or after this date] ボックスに、「5/1/2007」と入力します。

  3. [レポートの表示] をクリックします。

    [プレビュー] タブに結果が表示されます。

    注意

    レポートをレポート サーバーにパブリッシュする前に、TargetServerURL のアドレスを必ず指定してください。TargetServerURL のアドレスを指定するには、[プロジェクト] メニューを開いて [プロパティ] をクリックし、[プロパティ ページ] ダイアログ ボックスで TargetServerURL のアドレスを入力して、[OK] をクリックします。

次の手順

これで、レポート デザイナーで、レポート モデル クエリに基づいたレポートを正しく作成できました。レポート デザイナー レポートの書式設定方法の詳細については、「チュートリアル : 基本的なテーブル レポートの作成」の「レッスン 5: レポートの書式設定」を参照してください。