MSSQLSERVER_2576

詳細

製品名

SQL Server

製品バージョン

10.50

製品ビルド番号

 

イベント ID

2576

イベント ソース

MSSQLSERVER

コンポーネント

SQLEngine

シンボル名

DBCC_IAM_PARENT_PAGE_WAS_NOT_SEEN

メッセージ テキスト

オブジェクト ID O_ID、インデックス ID I_ID、パーティション ID PN_ID、アロケーション ユニット ID A_ID (型 TYPE) の IAM ページ P_ID2 の前のポインターは、IAM (Index Allocation Map) ページ P_ID1 を指していますが、スキャンでは見つかりませんでした。

説明

Index Allocation Map (IAM) ページへの参照が、IAM チェーン内の別の IAM ページに前ページ リンクとして存在しますが、この IAM ページまたはメタデータのエントリが見つかりませんでした。P_ID1 ページが (0:0) であれば、IAM ページ P_ID2 が IAM チェーンの開始であり、この IAM チェーンのメタデータ エントリがありません。

ユーザーのアクション

ハードウェア障害の調査

ハードウェアの診断を実行し、問題があれば修正します。また、Microsoft Windows のシステム ログとアプリケーション ログ、および SQL Server のエラー ログを調査し、ハードウェア障害の結果としてエラーが発生しているかどうかを確認します。ハードウェア関連の問題がログに記載されている場合は、それを修正します。

データ破損の問題が解決しない場合は、ハードウェア コンポーネントを他のものと交換し、問題の原因を特定するようにしてください。システムで、ディスク コントローラーの書き込みキャッシュが有効になっていないことを確認します。書き込みキャッシュが問題であると思われる場合は、ハードウェアの製造元にお問い合わせください。

それでも問題が解決しない場合は、新しいハードウェア システムの導入をご検討ください。導入の際には、ディスク ドライブの再フォーマットとオペレーティング システムの再インストールが必要になる場合があります。

バックアップから復元する

問題がハードウェアに関するものではなく、また既知のクリーン バックアップがある場合は、そのバックアップを使用してデータベースを復元します。

DBCC CHECKDB の実行

クリーン バックアップがない場合には、REPAIR 句を付けずに DBCC CHECKDB を実行して破損の程度を調べます。DBCC CHECKDB によって使用が推奨される REPAIR 句が表示されたら、適切な REPAIR 句を付けて DBCC CHECKDB を実行し、破損を修復します。

注記注意

REPAIR 句を付けて DBCC CHECKDB を実行した場合にデータにどのような影響があるか確信がない場合は、ステートメントを実行する前に購入元にお問い合わせください。

いずれかの REPAIR 句を付けて DBCC CHECKDB を実行しても問題が解決しない場合は、購入元にお問い合わせください。

REPAIR オプションの実行結果

REPAIR を実行すると、P_ID2 ページを含んでいる IAM チェーンの再構築が試行されます。チェーンの再構築時には、チェーンからページが削除される場合や、メタデータが破損していればチェーン全体が削除される場合があります。

注記注意

この修復を実行すると、データが失われることがあります。