ユーザー定義階層の作成

SQL Server Analysis Services を使用すると、ユーザー定義階層を作成できます。階層とは、属性に基づいたレベルのコレクションのことです。たとえば、時間階層には、年、四半期、月、週、および日の各レベルが含まれる場合があります。階層によっては、各メンバ属性が、その上位にあるメンバ属性を一意に示すことがあります。これは、自然階層と呼ばれることがあります。エンド ユーザーは、階層を使用してキューブ データを参照できます。階層を定義するには、Business Intelligence Development Studio のディメンション デザイナの [階層] ペインを使用します。

ユーザー定義階層を作成すると、階層は不規則になる場合があります。不規則階層では、少なくとも 1 つのメンバの論理上の親メンバが、そのメンバのすぐ上のレベルにありません。不規則階層を使用している場合は、欠落しているメンバを表示するかどうか、および欠落しているメンバを表示する方法を制御する設定があります。詳細については、「不規則階層の操作」を参照してください。

注
ユーザー定義階層のデザインと構成に関連するパフォーマンスの問題の詳細については、「SQL Server 2005 Analysis Services パフォーマンス ガイド」を参照してください。