レポート レイアウトと表示 (レポート ビルダ 1.0)

レポート ビルダのデザイン モードでは、エンティティ、フィールド、およびテキスト ボックスをデザイン領域に配置し、レポート内でフィルタを適用し、データをグループ化して並べ替え、書式設定を行うことにより、レポートをデザインします。レポートをプレビューする準備ができたら、[レポートの実行] ボタンをクリックします。レポートは、レポートのデザイン作業中に何度でも実行できます。レポートが完成したら、レポート サーバーにレポートを保存できます。レポート サーバーにレポートを保存すると、適切な権限を持つ他のユーザーはそのレポートを表示できます。

レポートのデザイン

[作業の開始] ペインでデータ ソースとレポート レイアウトを選択すると、レポート ビルダのデザイン領域に基本的なレポート構造が表示されます。このレポート構造は、レポート レイアウトとテキスト ボックスで構成されています。レポートにテキスト ボックスをさらに追加することも、レポート ページ間でテキスト ボックスを移動することもできます。テキスト ボックスには、レポートのタイトルや追加するその他のテキストを入力する領域があります。レポート レイアウトは、データが表示される領域です。レポート データによっては、レポートの実行時にレポート本体が 1 ページで表示されることも、非常に多くのページにわたって表示されることもあります。

レポート レイアウトに選択したフィールドをドラッグすると、データは 'xxxxxxx'、'0'、および '2008/01/01' のように表示されます。このように表示されるのは、現在の作業が、実際のデータの表示ではなく、レポートのデザインであるためです。レポートを実行すると、データが取得され、レポート レイアウトとデータが結合されます。

注意注意

レポート レイアウトにフィールドを個別に追加した場合と、レポート レイアウトにフィールドをグループとして追加した場合とでは、結果セットが異なります。レポートを作成するときは、このことがレポートの構造やクエリにどのように影響するかを認識しておく必要があります。

レポート レイアウトに追加するフィールドとエンティティ、レポート内のデータに適用するテキスト、書式設定、式、またはフィルタ選択によって、レポート定義が作成されます。レポート定義とは、選択したデータ ソース、デザインしたレポート レイアウト、レポートに追加したフィールド、データおよびテキスト ボックスの書式設定に関する情報が含まれているファイルです。レポートを保存すると、レポート サーバーにレポート定義言語 (RDL) ファイルとしてレポート定義が格納されます。レポート定義はローカル コンピュータに保存することもできます。

レポートの実行

レポート ビルダでレポートを実行 (レンダリング) すると、基になっているデータベースのデータをレポート レイアウトで表示できます。レポート ビルダのデザイン モードと実行モードとの切り替えを利用すれば、レポートのデザインを調整してすぐに、その結果を確認できます。

レポートを実行すると、レポート サーバーによりレポート定義ファイルがデータ ソースのデータと結合され、レポートが表示されます。