クエリ モードでの Hyperion Essbase MDX クエリ デザイナの使用

データベースの選択

クエリ モードを使用してクエリを作成する前に、[キューブの選択] ボタンを使用して、データを取得するキューブを選択する必要があります。キューブを選択すると、クエリ ペインの既存の MDX クエリ テキストがすべてクリアされます。

メタデータ ペイン

メタデータ ペインでは、ディメンションやメジャーなど、選択されたキューブのメタデータを参照できます。

キューブの階層表示には、階層、レベル、メンバ、およびメンバ プロパティが表示されます。メタデータ ペインからクエリ ペインにオブジェクトをドラッグすると、そのメタデータに対応する MDX クエリ テキストが追加されます。テキストは、カーソル位置に追加されます。

[関数] タブで、MDX クエリで利用可能な関数を参照し、クエリ ペインにドラッグすることができます。関数は、カーソル位置に挿入されます。

データのフィルタ選択

データ ソースがパラメータ化されたクエリをサポートしていないため、パラメータ化されたクエリは、Microsoft.NET Framework Data Provider for Hyperion Essbase でサポートされていません。

クエリ モードで Hyperion Essbase データ ソースからデータをフィルタ選択するには、データ ソースから取得されるデータを制限する MDX 句を入力します。

注意
すべての MDX 構文がすべてのデータ処理拡張機能でサポートされているわけではありません。このデータ プロバイダのデータをフィルタ選択する方法の詳細については、「デザイン モードでの Hyperion Essbase MDX クエリ デザイナの使用」の「データのフィルタ選択」を参照してください。

拡張プロパティ

Hyperion Essbase のデータ処理拡張機能は、多次元データ ソースの拡張フィールド プロパティをサポートしています。サポートされるフィールドの一覧については、「Hyperion Essbase キューブに対する拡張フィールド プロパティの使用」を参照してください。

結果

MDX クエリの結果は、ツール バーの [実行] ボタンをクリックしたときに、結果ペインに表示されます。

データ ソースで行われたキューブへの変更をメタデータ ペインに反映させるには、ツール バーの [最新の情報に更新] をクリックします。クエリを実行することによって更新されるのは、結果ペインの表示だけです。

注意
既定では、MDX クエリの結果に空のセルは表示されません。これは、MDX での NON EMPTY 句の使用に相当します。空のセルを表示するには、ツール バーの [空のセルを表示] 切り替えボタンをクリックします。

クエリ定義

MDX クエリは、そのまま MDX クエリ テキストおよび MDX クエリ仕様として、レポート定義ファイルに保存されます。クエリ デザイナを使用してクエリ テキストを変更すると、対応するクエリ仕様が自動的に生成され、レポート定義に保存されます。

関連項目

概念