テーブル値パラメータ (OLE DB)

ここでは、SQL Server Native Client OLE DB プロバイダでのテーブル値パラメータのサポートについて説明します。その他の概要については、「テーブル値パラメータ (SQL Server Native Client)」を参照してください。

解説

現時点では、複数行データを、パラメータ セット (ICommand::Execute の DBPARAMS パラメータ) と共にプロシージャのパラメータとしてサーバーに送信できます。パラメータ セットを使用する場合、セットの各要素は、個別のリモート プロシージャ コール (RPC) の要求でサーバーに送信する必要があります。テーブル値パラメータの機能は似ていますが、サーバーとの統合はより緊密になっています。これにより、RPC 要求の数が減少し、サーバーでセットベースの操作が可能になります。

SQL Server Native Client OLE DB プロバイダでは、テーブル値パラメータが OLE DB Rowset オブジェクトとしてサポートされます。どの Rowset オブジェクトも、コンシューマ (つまり、SQL Server Native Client OLE DB プロバイダを使用するクライアント アプリケーション) によってテーブル値パラメータのプレースホルダとして指定されます。テーブル値パラメータは、他の SQL Server パラメータの型と同じように扱われます。SQL Server Native Client OLE DB プロバイダによって、作成、検索、指定、バインド、およびスキーマのインターフェイスが提供されます。