ユーザー定義階層内のレベルとして使用されている属性の属性階層を表示するのは避けてください

このルールでは、各データベース ディメンションを分析して、ユーザー階層内のレベルとして使用されている属性が属性階層としても表示されるかどうかを調べます。

ベスト プラクティスと推奨事項

使いやすさを向上するには、通常、ユーザー階層内のレベルとしても使用されている属性階層を非表示にする必要があります。属性メンバがさまざまな方法で表示されると、ユーザーの混乱を招く場合があります。属性階層を非表示にするには、その AttributeHierarchyVisible プロパティを False に変更します。

通常、属性がユーザー定義階層にも含まれている場合、その属性は独自の単一レベルの階層で表示される必要はありません。この重複では、エンド ユーザーによる操作が複雑になるだけで、他に価値はありません。ユーザー階層または属性階層のレベル名の変更を検討する必要があります。

1 つの属性を 2 つのビューで表示するのに適した一般的な例の 1 つとして、時間ディメンションがあります。"月" で表示する機能も、"月 - 四半期 - 年" で表示する機能も重要です。ただし、これら 2 つの月の属性は、実際には別々の属性です。最初の属性には "1 月" などの月の値のみが含まれるのに対し、2 つ目の属性には "1998 年 1 月" のように年と月が含まれます。

詳細情報

属性階層を非表示および無効にする方法の詳細については、SQL Server オンライン ブックの「属性階層の非表示化と無効化」、および「SQL Server 2005 Analysis Services パフォーマンス ガイド」の「階層の効率的な使用」を参照してください。