適切であれば、属性リレーションシップを '固定' として定義します

このルールでは、ディメンションを分析して、各メンバ属性に上位のメンバ属性を一意に含んでいるユーザー定義階層が、ディメンションに 1 つ以上含まれているかどうかを調べます。ディメンションにこのような階層がある場合、このルールでは、ディメンション内のすべての属性リレーションシップの RelationshipType プロパティが Flexible に設定されているかどうかを確認します。

注意注意

RelationshipType プロパティは、AttributeRelationships クラスのプロパティです。

ベスト プラクティスと推奨事項

最適なパフォーマンスを得るには、通常、個々のメンバ間のリレーションシップが時間の経過と共に変化するかどうかに基づいて、RelationshipType プロパティを設定する必要があります。

  • 変化しないと考えられるリレーションシップでは、RelationshipType プロパティを Rigid に設定します。変化しないと考えられるリレーションシップの例として、特定の月の日付が挙げられます。

  • 変化すると予測されるリレーションシップでは、RelationshipType プロパティを Flexible に設定します。時間の経過と共に変化しやすいリレーションシップの例として、特定の地域の販売員や顧客の結婚歴が挙げられます。

    注意注意

    既定では、RelationshipType プロパティは、ユーザー インターフェイスで常に Flexible に設定されています。

RelationshipType プロパティを設定すると、Analysis Services で固定された集計と柔軟な集計のどちらが作成されるかが決まります。増分更新した後、Analysis Services によって柔軟な集計が削除されます。そのため、このような集計は手動で再処理する必要がありますが、固定された集計は Analysis Services で保持されます。

詳細情報

詳細については、SQL Server オンライン ブックの「属性リレーションシップのプロパティの構成」を参照してください。