STOverlaps (geometry データ型)
geometry インスタンスが別の geometry インスタンスと重なる場合は 1 を返します。重ならない場合は 0 を返します。
構文
.STOverlaps (other_geometry)
引数
- other_geometry
STOverlaps() を呼び出したインスタンスと比較される、別の geometry インスタンスです。
戻り値の型
SQL Server 戻り値の型 : bit
CLR の戻り値の型 : SqlBoolean
説明
2 つの geometry インスタンスが重なるのは、重なる部分を表す領域がインスタンスと同次元にあり、その領域がどちらのインスタンスとも等しくない場合です。
geometry インスタンスが重なる地点の次元が異なる場合、STOverlaps() は常に 0 を返します。
2 つの geometry インスタンスの SRID (spatial reference ID) が一致しない場合、このメソッドは常に NULL を返します。
例
STOverlaps() を使用して 2 つの geometry インスタンスが重なるかどうかをテストするコード例を次に示します。
DECLARE @g geometry;
DECLARE @h geometry;
SET @g = geometry::STGeomFromText('POLYGON((0 0, 2 0, 2 2, 0 2, 0 0))', 0);
SET @h = geometry::STGeomFromText('POLYGON((1 1, 3 1, 3 3, 1 3, 1 1))', 0);
SELECT @g.STOverlaps(@h);