sys.dm_exec_procedure_stats (Transact-SQL)

キャッシュされたストアド プロシージャの集計パフォーマンス統計を返します。 ビューは、キャッシュされたストアド プロシージャのプランごとに 1 行を返します。その行の有効期間はストアド プロシージャがキャッシュに残っている間になります。 つまり、ストアド プロシージャがキャッシュから削除されると、対応する行もこのビューから削除されます。 その時点で、sys.dm_exec_query_stats と同様にパフォーマンス統計 SQL トレース イベントが発生します。

注意注意

サーバーで現在実行中のワークロードが存在する場合、sys.dm_exec_procedure_stats の最初のクエリでは不正確な結果が返されることがあります。 クエリを再実行すると、より正確な結果を確認できます。

列名

データ型

説明

database_id

int

ストアド プロシージャが存在するデータベースの ID。

object_id

int

ストアド プロシージャのオブジェクト ID 番号。

type

char(2)

次のいずれかのオブジェクトの種類。

P = SQL ストアド プロシージャ

PC = アセンブリ (CLR) ストアド プロシージャ

X = 拡張ストアド プロシージャ

type_desc

nvarchar(60)

オブジェクトの種類の説明。

SQL_STORED_PROCEDURE

CLR_STORED_PROCEDURE

EXTENDED_STORED_PROCEDURE

sql_handle

varbinary(64)

これは、このストアド プロシージャ内から実行された sys.dm_exec_query_stats のクエリと関連付けるために使用できます。

plan_handle

varbinary(64)

インメモリ プランの識別子。 この識別子は一時的なもので、プランがキャッシュに残っている間だけ一定の値になります。 この値は、sys.dm_exec_cached_plans 動的管理ビューで使用できます。

cached_time

datetime

ストアド プロシージャがキャッシュに追加された時刻。

cached_time

datetime

ストアド プロシージャがキャッシュに追加された時刻。

last_execution_time

datetime

前回ストアド プロシージャが実行された時刻。

execution_count

bigint

前回のコンパイル時以降に、ストアド プロシージャが実行された回数。

total_worker_time

bigint

コンパイル後にストアド プロシージャの実行で使用された CPU 時間の合計 (マイクロ秒単位)。

last_worker_time

bigint

ストアド プロシージャを前回実行したときに使用された CPU 時間 (マイクロ秒単位)。

min_worker_time

bigint

このストアド プロシージャの 1 回の実行で使用された最大 CPU 時間 (マイクロ秒単位)。

max_worker_time

bigint

このストアド プロシージャの 1 回の実行で使用された最大 CPU 時間 (マイクロ秒単位)。

total_physical_reads

bigint

コンパイル後にこのストアド プロシージャの実行で行われた物理読み取りの合計数。

last_physical_reads

bigint

ストアド プロシージャを前回実行したときに行われた物理読み取りの数。

min_physical_reads

bigint

このストアド プロシージャの 1 回の実行で行われた物理読み取りの最小数。

max_physical_reads

bigint

このストアド プロシージャの 1 回の実行で行われた物理読み取りの最大数。

total_logical_writes

bigint

コンパイル後にこのストアド プロシージャの実行で行われた論理書き込みの合計数。

last_logical_writes

bigint

ストアド プロシージャを前回実行したときに行われた論理書き込みの数。

min_logical_writes

bigint

このストアド プロシージャの 1 回の実行で行われた論理書き込みの最小数。

max_logical_writes

bigint

このストアド プロシージャの 1 回の実行で行われた論理書き込みの最大数。

total_logical_reads

bigint

コンパイル後にこのストアド プロシージャの実行で行われた論理読み取りの合計数。

last_logical_reads

bigint

ストアド プロシージャを前回実行したときに行われた論理読み取りの数。

min_logical_reads

bigint

このストアド プロシージャの 1 回の実行で行われた論理読み取りの最小数。

max_logical_reads

bigint

このストアド プロシージャの 1 回の実行で行われた論理読み取りの最大数。

total_elapsed_time

bigint

このストアド プロシージャの実行完了までの経過時間の合計 (マイクロ秒単位)。

last_elapsed_time

bigint

このストアド プロシージャの前回の実行完了までの経過時間 (マイクロ秒単位)。

min_elapsed_time

bigint

任意のストアド プロシージャの実行完了までの最小経過時間 (マイクロ秒単位)。

max_elapsed_time

bigint

任意のストアド プロシージャの実行完了までの最大経過時間 (マイクロ秒単位)。

権限

サーバーに対する VIEW SERVER STATE 権限が必要です。

説明

ビュー内の統計は、ストアド プロシージャの実行が完了したときに更新されます。

次の例では、平均経過時間で識別される上位 10 個のストアド プロシージャに関する情報を返します。

SELECT TOP 10 d.object_id, d.database_id, OBJECT_NAME(object_id, database_id) 'proc name', 
d.cached_time, d.last_execution_time, d.total_elapsed_time, d.total_elapsed_time/d.execution_count AS [avg_elapsed_time],
d.last_elapsed_time, d.execution_count
FROM sys.dm_exec_procedure_stats AS d
ORDER BY [total_worker_time] DESC;