ゲージ データ領域の処理

ゲージ データ領域は、データセット内の 1 つの値を表示する一次元データ領域です。各ゲージは常に、ゲージ パネル内に配置されます。ゲージ パネルでは、子ゲージまたは隣接ゲージを追加できます。ゲージ パネルを使用すると、フィルタ選択、グループ化、並べ替えなどの共通機能を使用する 1 つのゲージ パネル内に複数のゲージを作成できます。

ゲージを使用して、レポートで次のような多数のタスクを実行できます。

• 主要業績評価指標 (KPI) を 1 つの放射状ゲージまたは線形ゲージに表示する。

• テーブルまたはマトリックス内にゲージを配置して、各セル内の値を示す。

• 1 つのゲージ パネル内で複数のゲージを使用して、フィールド間のデータを比較する。

次の図は、ゲージ パネルの 1 つのゲージの基本要素を示しています。

Reporting Services では、線形と放射状の 2 種類のゲージが用意されています。[グラフの種類を選択] ダイアログ ボックスで使用できるグラフの種類とは異なり、[ゲージの種類の選択] ダイアログ ボックスで使用できるゲージの種類は、ゲージ プロパティの組み合わせを使用して作成されます。そのため、グラフの種類を変更する場合と同じ方法でゲージの種類を変更することはできません。ゲージの種類を変更するには、一度ゲージを削除してからデザイン画面に再度追加する必要があります。

放射状ゲージには少なくとも 1 つのスケールと 1 つのポインタがあります。ゲージを右クリックして [スケールの追加] を選択すると、複数のスケールを設定できます。既定では、これにより最初のスケールの内側に、より小さいスケールが作成されます。放射状ゲージには、マーカー、バー、および針の 3 種類のポインタがあります。針ポインタは、放射状ゲージのみで使用できます。ゲージを右クリックして [ポインタの追加] を選択すると、複数のポインタを設定できます。これにより、同じスケールに別のポインタが作成されますが、複数のスケールを設定した場合は、ポインタをゲージ上の任意のスケールに関連付けることができます。

放射状ゲージのスケールは、ラベルと目盛りを表示する円形スケールです。目盛りには、補助目盛りと目盛りの 2 種類があります。

線形ゲージは、形状および向きを除き、放射状ゲージと同じように機能します。線形ゲージは、テーブルまたはマトリックスのデータ領域と統合して進行状況データを表示する際に役立ちます。