データベース エンジンの構成 - データ ディレクトリ

次の表に、SQL Server のセットアップ中にユーザーが構成できる既定のディレクトリを示します。

説明

既定のディレクトリ

推奨事項

データ ルート ディレクトリ

C:\Program Files\Microsoft SQL Server\

SQL Server セットアップにより、SQL Server ディレクトリの ACL が構成され、構成の一部として継承が無効になります。

ユーザー データベース ディレクトリ

C:\Program Files\Microsoft SQL Server\MSSQL10.<InstanceID>\Data

ユーザー データ ディレクトリのベスト プラクティスは、ワークロードとパフォーマンスの要件によって異なります。フェールオーバー クラスタのインストールの場合は、データ ディレクトリが共有ディスク上に配置されるようにしてください。

ユーザー データベース ログ ディレクトリ

C:\Program Files\Microsoft SQL Server\MSSQL10.<InstanceID>\Data

ログ ディレクトリに十分な領域があることを確認してください。

一時データベース ディレクトリ

C:\Program Files\Microsoft SQL Server\MSSQL10.<InstanceID>\Data

Temp ディレクトリのベスト プラクティスは、ワークロードとパフォーマンスの要件によって異なります。

一時データベース ログ ディレクトリ

C:\Program Files\Microsoft SQL Server\MSSQL10.<InstanceID>\Data

ログ ディレクトリに十分な領域があることを確認してください。

バックアップ ディレクトリ

C:\Program Files\Microsoft SQL Server\MSSQL10.<InstanceID>\Backup

データの損失を防ぐために適切な権限を設定して、バックアップ ディレクトリに書き込むための適切な権限が SQL Server サービスのユーザー グループにあることを確認してください。マップされたドライブをバックアップ ディレクトリに使用することはサポートされていません。

備考

  • 既存のインストールに機能を追加する場合、前にインストールした機能の場所は変更できません。また、新しい機能のインストール場所を指定することもできません。

  • 既定以外のインストール ディレクトリを指定する場合は、インストール フォルダがこの SQL Server インスタンスに対して一意であることを確認します。このダイアログ ボックスのディレクトリは、SQL Server の他のインスタンスのディレクトリと共有できません。

  • 次の状況では、プログラム ファイルとデータ ファイルをインストールすることができません。

    • リムーバブル ディスク ドライブ

    • 圧縮を使用したファイル システム

    • システム ファイルが配置されているディレクトリ

    • フェールオーバー クラスタ インスタンスの共有ドライブ