Tablix データ領域部分について

デザイン画面では、選択した Tablix データ領域の 4 つの部分が点線で示されます。次の図に Tablix 領域の部分を示します。入れ子になった行グループはカテゴリとサブカテゴリに基づいており、入れ子になった列グループは地理と国/地域に基づいており、隣接する列グループは年に基づいています。

次の一覧では、各領域について説明します。

• Tablix コーナー領域。(省略可) Tablix コーナーは左上隅にあります。右から左 (RTL) のレイアウトでは右上隅にあります。この領域は、行グループと列グループの両方を Tablix データ領域に追加すると、自動的に作成されます。この領域では、セルを結合してラベルを追加したり、別のレポート アイテムを埋め込んだりできます。この図では、コーナーの結合されたセルに「Sales by Area and Year」というラベルが表示されています。

• Tablix 列グループ領域。(省略可) Tablix 列グループは右上隅 (RTL レイアウトでは左上隅) にあります。この領域は、列グループを追加すると自動的に作成されます。この領域のセルは列グループ階層のメンバを表し、列グループ インスタンスの値を表示します。この図では、[Geography] と [CountryRegion] を表示するセルは、入れ子になった列グループで、[Year] を表示するセルは、隣接する列グループです。[Total] 列には各行の集計が表示されます。

• Tablix 行グループ領域。(省略可) Tablix 行グループは左下隅 (RTL レイアウトでは右下) にあります。この領域は、行グループを追加すると自動的に作成されます。この領域のセルは行グループ階層のメンバを表し、行グループ インスタンスの値を表示します。この図では、[Category] と [Subcat] を表示するセルが、入れ子になった行グループです。Subcat の下の Total 行には各カテゴリ グループが繰り返され、各列を集計した小計が表示されます。総計行はすべてのカテゴリの合計を示します。

• Tablix 本体領域。Tablix 本体は右下隅 (RTL レイアウトでは左下) にあります。Tablix 本体には、詳細データとグループ化されたデータが表示されます。この例では、集計データのみが使用されます。式のスコープは、テキスト ボックスが属する最も内側のグループによって決まります。Tablix 本体のセルには、それが詳細行のメンバである場合は詳細データが表示され、それがグループに関連付けられている行や列のメンバである場合は集計データが表示されます。既定では、集計関数を含まない単純な式が含まれているグループ行またはグループ列のセルは、グループの最初の値に評価されます。この図では、すべての販売注文の行合計の集計がセルに表示されています。

レポートの実行時に、列グループはグループ式の固有の値と同じ数の列数だけ右方向 (Tablix データ領域の Direction プロパティが RTL に設定されている場合は左方向) に拡張されます。行グループは、ページの下方向に拡張されます。詳細については、「Tablix データ領域のセル、行、および列について」を参照してください。

次の図は、Tablix データ領域をプレビューで示します。

行グループ領域には、Clothing と Components の 2 つのカテゴリ グループ インスタンスが表示されます。列グループ領域には、北米の地理グループ インスタンスと、カナダ (CA) および米国 (US) の入れ子になった 2 つの国/地域グループ インスタンスが表示されます。さらに、隣接した列には 2003 年と 2004 年の 2 つの年度グループのインスタンスが表示されます。合計列の行には行の合計が表示されます。カテゴリ グループで繰り返す合計行にはサブカテゴリの合計が表示され、総計行にはデータ領域のカテゴリ合計が 1 回表示されます。