レポート ビルダ 2.0 の概要

レポート ビルダ 2.0 は、独自のレポートのデザインおよびパブリッシュに使用できるレポート作成ツールです。レポートをデザインする際には、データの取得場所、取得するデータ、およびデータの表示方法を指定します。レポートを実行すると、指定した情報がすべてレポート プロセッサに渡されます。レポート プロセッサは、ページを表示したときに、データを取得し、それをレポート レイアウトに結合して、各ページを生成します。レポート ビルダ 2.0 ツール内からレポートを表示することも、レポート サーバーにレポートをパブリッシュして、他のユーザーがそこからレポートを実行できるようにすることも可能です。

AdventureWorks データベースのサンプル レポート

AdventureWorks 2008 サンプル データベースからのレポートのサンプルです。システム管理者は、使用するサンプル データベースをダウンロードできます。

レポート ビルダ 2.0 を使用すると、次の操作を実行できます。

  • テーブル、マトリックス、グラフ、または自由形式の領域を含むレポートを作成します。テーブル、マトリックス、またはグラフのウィザードを使用して、レポートのデザインを開始します。データ ソース接続を選択したり、フィールドをドラッグ アンド ドロップしてデータセット クエリを作成したりできます。また、レイアウトとスタイルを選択して、レポートを自由にカスタマイズできます。

  • データのフィルタ選択、グループ化と並べ替え、または数式や式の追加によって、データを変更します。

  • テキスト ボックス、画像、または条件付き書式を追加して、レポートの外観を変更します。

  • 対話形式での並べ替え、ドリルスルー レポート、レポート アイテムの表示の切り替えなど、対話的な機能を追加します。

  • レポートを実行して変更をプレビューします。デザイン ビューとプレビューを切り替えます。

  • コンピュータまたはレポート サーバーにレポートを保存し、そこでレポートを管理し他のユーザーと共有します。

注意注意

レポート サーバーにアクセスするには、適切な権限が必要です。権限が必要な場合は、レポート サーバー管理者に問い合わせてください。

  • TIFF ファイル、PDF ファイル、Excel ファイル、Word ファイル、HTML ファイルなど、レポートを別の種類のファイルとしてエクスポートします。

このセクションの内容

関連するセクション

次に示すセクションでは、レポート ビルダ 2.0 および Reporting Services の概念に関する詳細な情報と、レポート ビルダ レポートをデザイン、カスタマイズ、および使用する手順に関する情報を提供します。