OLE DB スキーマ行セット

次の OLE DB スキーマ行セットは、Microsoft XML for Analysis (XMLA) プロバイダによってサポートされています。特定のデータ ソース プロバイダで行セットがサポートされているかどうかを確認するには、Discover メソッドと共に DISCOVER_ENUMERATORS 行セットを使用します。

これらの行セットの詳細情報は、Microsoft Web サイトの MSDN® ライブラリの OLE DB プログラマ向けリファレンスで「スキーマ行セット」のトピックを検索することによっても参照できます。

次の表では、このスキーマ行セットについて説明します。

行セット

説明

DBSCHEMA_ASSERTIONS

カタログで定義され、特定のユーザーによって所有されているアサーションを識別します。

DBSCHEMA_CATALOGS 行セット1

データベース管理システム (DBMS) からアクセス可能なカタログに関連付けられている物理属性を識別します。Microsoft Access などの一部のシステムでは、カタログを 1 つしか指定できません。SQL Server の場合、この行セットでは、システム データベースで定義されたすべてのカタログ (データベース) を列挙します。

DBSCHEMA_CHARACTER_SETS

カタログで定義され、特定のユーザーがアクセスできる文字セットを識別します。

DBSCHEMA_CHECK_CONSTRAINTS

カタログで定義され、特定のユーザーによって所有されているチェック制約を識別します。

DBSCHEMA_CHECK_CONSTRAINTS_BY_TABLE

カタログで定義され、特定のユーザーによって所有されている特定のテーブルのチェック制約を識別します。

DBSCHEMA_COLLATIONS

カタログで定義され、特定のユーザーがアクセスできる文字照合順序を識別します。

DBSCHEMA_COLUMN_DOMAIN_USAGE

カタログで定義された列のうち、カタログで定義され、特定のユーザーによって所有されているドメインに依存するものを識別します。

DBSCHEMA_COLUMN_PRIVILEGES

カタログで定義され、特定のユーザーによって使用または付与されるテーブル列の権限を識別します。

DBSCHEMA_COLUMNS 行セット1

指定された制約条件を満たすすべての列の列情報を提供します。

DBSCHEMA_CONSTRAINT_COLUMN_USAGE

参照制約、一意制約、チェック制約、およびアサーションによって使用される列のうち、カタログで定義され、特定のユーザーによって所有されているものを識別します。

DBSCHEMA_CONSTRAINT_TABLE_USAGE

参照制約、一意制約、チェック制約、およびアサーションによって使用されるテーブルのうち、カタログで定義され、特定のユーザーによって所有されているものを識別します。

DBSCHEMA_FOREIGN_KEYS

特定のユーザーによってカタログで定義されている外部キー列を識別します。このスキーマ行セットは、SQL を使用しないプログラマの便宜を図って、複数の ISO スキーマ ビューに基づいて構築されています。このスキーマ行セットがサポートされている場合は、関連する ISO ビュー (REFERENTIAL_CONSTRAINTS および CONSTRAINT_COLUMN_USAGE) と同期する必要があります。

DBSCHEMA_INDEXES

カタログで定義され、特定のユーザーによって所有されているインデックスを識別します。

DBSCHEMA_KEY_COLUMN_USAGE

カタログで定義され、特定のユーザーによってキーとして制約される列を識別します。

DBSCHEMA_PRIMARY_KEYS

特定のユーザーによってカタログで定義されている主キー列を識別します。このスキーマ行セットは、SQL を使用しないプログラマの便宜を図って、ISO スキーマ ビューに基づいて構築されています。このスキーマ行セットがサポートされている場合は、関連する ISO ビュー (CONSTRAINT_COLUMN_USAGE) と同期する必要があります。

DBSCHEMA_PROCEDURE_COLUMNS

プロシージャによって返される行セットの列に関する情報を返します。

DBSCHEMA_PROCEDURE_PARAMETERS

プロシージャのパラメータとリターン コードに関する情報を返します。

DBSCHEMA_PROCEDURES

カタログで定義され、特定のユーザーによって所有されているプロシージャを識別します。これは OLE DB の拡張機能です。

DBSCHEMA_PROVIDER_TYPES 行セット1

データ プロバイダによってサポートされている (基本) データ型を識別します。

DBSCHEMA_REFERENTIAL_CONSTRAINTS

カタログで定義され、特定のユーザーによって所有されている参照制約を識別します。

DBSCHEMA_SCHEMATA

特定のユーザーによって所有されているスキーマを識別します。

DBSCHEMA_SQL_LANGUAGES

カタログで定義されたデータを処理する SQL 実装によってサポートされているレベル、オプション、および言語の準拠を識別します。

DBSCHEMA_STATISTICS

カタログで定義され、特定のユーザーによって所有されている統計を識別します。

このテーブルは、TABLE_STATISTICS 行セットとは関係ありません。

DBSCHEMA_TABLE_CONSTRAINTS

カタログで定義され、特定のユーザーによって所有されているテーブル制約を識別します。

DBSCHEMA_TABLE_PRIVILEGES

カタログで定義され、特定のユーザーによって使用または付与されるテーブルの権限を識別します。

DBSCHEMA_TABLE_STATISTICS

プロバイダのテーブルで使用できる統計のセットについて記述します。

この行セットは、STATISTICS 行セットとは関係ありません。

DBSCHEMA_TABLES 行セット1

SQL ServerAnalysis Services 内でテーブルとして公開されたメジャー グループおよびディメンションを識別します。

DBSCHEMA_TABLES_INFO1

カタログで定義され、特定のユーザーがアクセスできるテーブル (ビューも含む) を識別します。

DBSCHEMA_TRANSLATIONS

カタログで定義され、特定のユーザーがアクセスできる文字変換を識別します。

DBSCHEMA_TRUSTEE

データ ソースのトラスティを列挙します。

DBSCHEMA_USAGE_PRIVILEGES

カタログで定義され、特定のユーザーによって使用または付与されるオブジェクトの USAGE 権限を識別します。

DBSCHEMA_VIEW_COLUMN_USAGE

カタログで定義され、特定のユーザーがアクセスできるビューを識別します。

DBSCHEMA_VIEW_TABLE_USAGE

カタログで定義され、特定のユーザーによって所有されている表示済みテーブルが依存するテーブルを識別します。

DBSCHEMA_VIEWS

カタログで定義され、特定のユーザーがアクセスできるビューを識別します。

1Microsoft XMLA プロバイダの MSOLAP データ ソース プロバイダによってサポートされているスキーマ行セットを示します。