DMSCHEMA_MINING_COLUMNS 行セット

MicrosoftSQL ServerAnalysis Services のすべてのデータ マイニング モデルの各列について記述します。この行セットは、現在のカタログに制限されます。

行セットの列

DMSCHEMA_MINING_COLUMNS 行セットには、次の列が含まれています。

列名

型インジケータ

長さ

説明

MODEL_CATALOG

DBTYPE_WSTR

カタログ名。モデルがメンバとして含まれているデータベースの名前を使用して設定されます。

MODEL_SCHEMA

DBTYPE_WSTR

修飾されていないスキーマ名。この列は MicrosoftSQL ServerAnalysis Services でサポートされていないため、常に NULL が格納されます。

MODEL_NAME

DBTYPE_WSTR

マイニング モデル名。この列には、列が関連付けられているマイニング モデルの名前が格納され、空になることはありません。

COLUMN_NAME

DBTYPE_WSTR

列の名前。

COLUMN_GUID

DBTYPE_GUID

列の GUID。この列は Analysis Services でサポートされていないため、常に NULL が格納されます。

COLUMN_PROPID

DBTYPE_UI4

列のプロパティ ID。この列は Analysis Services でサポートされていないため、常に NULL が格納されます。

ORDINAL_POSITION

DBTYPE_UI4

列の位置を表す序数。列には 1 から始まる連番が付けられます。列に安定した序数が付けられていない場合、この列には NULL が格納されます。

COLUMN_HAS_DEFAULT

DBTYPE_BOOL

この列に既定値があるかどうかを示すブール値。

列に既定値がある場合は TRUE、それ以外の場合は FALSE になります。

COLUMN_DEFAULT

DBTYPE_WSTR

列の既定値。

既定値が NULL 値である場合、COLUMN_HASDEFAULT には TRUE が格納され、この列には NULL が格納されます。

COLUMN_FLAGS

DBTYPE_UI4

列の特性を記述するビットマスク。DBCOLUMNFLAGS の列挙型は、ビットマスク内のビットを指定します。この列が空になることはありません。

IS_NULLABLE

DBTYPE_BOOL

列で NULL 値が許容されるかどうかを示すブール値。

列で NULL 値が許容されないことがわかっている場合は FALSE、それ以外の場合は TRUE になります。

DATA_TYPE

DBTYPE_UI2

列のデータ型のインジケータ。次の一覧に、返されるインジケータの種類の例を示します。

"TABLE" は DBTYPE_HCHAPTER を返します。

"TEXT" は DBTYPE_WCHAR を返します。

"LONG" は DBTYPE_I8 を返します。

"DOUBLE" は DBTYPE_R8 を返します。

"DATE" は DBTYPE_DATE を返します。

TYPE_GUID

DBTYPE_GUID

列のデータ型の GUID。この列は Analysis Services でサポートされていないため、常に VT_NULL が格納されます。

CHARACTER_MAXIMUM_LENGTH

DBTYPE_UI4

列に格納できる値の最大の長さ。文字、バイナリ、またはビットの列の場合、これは次のいずれかになります。

  • 長さが定義されている場合は、列の最大の長さを列の種類に応じて文字数、バイト数、またはビット数で表したものになります。たとえば、SQL テーブルの CHAR(5) 列は、最大の長さが 5 になります。

  • 列の長さが定義されていない場合は、データ型の最大の長さを列の種類に応じて文字数、バイト数、またはビット数で表したものになります。

  • 列にもデータ型にも最大の長さが定義されていない場合はゼロ (0) になります。

  • その他すべての型の列の場合は NULL になります。

CHARACTER_OCTET_LENGTH

DBTYPE_UI4

列の型が文字またはバイナリである場合は、列の最大の長さ (単位はオクテット (バイト))。ゼロ (0) の値は、列に最大の長さがないことを意味します。その他の種類の列の場合、この列には NULL が格納されます。

NUMERIC_PRECISION

DBTYPE_UI2

列のデータ型が VARNUMERIC 以外の数値データ型である場合は、列の最大有効桁数。

列のデータ型が数値でないか、VARNUMERIC である場合は、NULL になります。

データ型が DBTYPE_DECIMAL または DBTYPE_NUMERIC である列の有効桁数は、列の定義によって異なります。

NUMERIC_SCALE

DBTYPE_I2

列の型インジケータが DBTYPE_DECIMAL、DBTYPE_NUMERIC、または DBTYPE_VARNUMERIC である場合は、小数点以下の桁数になります。それ以外の場合、この列には VT_NULL が格納されます。

DATETIME_PRECISION

DBTYPE_UI4

列のデータ型が DateTime 型または interval 型である場合は、列の日付/時刻の有効桁数 (秒部分の桁数)。それ以外の場合は NULL になります。

CHARACTER_SET_CATALOG

DBTYPE_WSTR

文字セットが定義されているカタログ名。この列は Analysis Services でサポートされていないため、常に NULL が格納されます。

CHARACTER_SET_SCHEMA

DBTYPE_WSTR

文字セットが定義されている非修飾スキーマ名。この列は Analysis Services でサポートされていないため、常に NULL が格納されます。

CHARACTER_SET_NAME

DBTYPE_WSTR

文字セット名。この列は Analysis Services でサポートされていないため、常に NULL が格納されます。

COLLATION_CATALOG

DBTYPE_WSTR

照合順序が定義されているカタログ名。この列は Analysis Services でサポートされていないため、常に NULL が格納されます。

COLLATION_SCHEMA

DBTYPE_WSTR

照合順序が定義されている非修飾スキーマ名。この列は Analysis Services でサポートされていないため、常に NULL が格納されます。

COLLATION_NAME

DBTYPE_WSTR

照合順序名。この列は Analysis Services でサポートされていないため、常に NULL が格納されます。

DOMAIN_CATALOG

DBTYPE_WSTR

ドメインが定義されているカタログ名。この列は Analysis Services でサポートされていないため、常に NULL が格納されます。

DOMAIN_SCHEMA

DBTYPE_WSTR

ドメインが定義されている非修飾スキーマ名。この列は Analysis Services でサポートされていないため、常に NULL が格納されます。

DOMAIN_NAME

DBTYPE_WSTR

ドメイン名。この列は Analysis Services でサポートされていないため、常に NULL が格納されます。

DESCRIPTION

DBTYPE_WSTR

列についてのわかりやすい説明。この列は Analysis Services でサポートされていないため、常に NULL が格納されます。

DISTRIBUTION_FLAG

DBTYPE_WSTR

列の統計分布の記述。この列の値は次のいずれかになります。

  • "NORMAL"

  • "LOG_NORMAL"

  • "UNIFORM"

CONTENT_TYPE

DBTYPE_WSTR

列のコンテンツの記述。この列の値は次のいずれかになります。

  • "KEY"

  • "DISCRETE"

  • "CONTINUOUS"

  • "DISCRETIZED([arguments])"

  • "ORDERED"

  • "KEY TIME"

  • "CYCLICAL"

  • "PROBABILITY"

  • "VARIANCE"

  • "STDEV"

  • "SUPPORT"

  • "PROBABILITY_VARIANCE"

  • "PROBABILITY_STDEV"

  • "KEY SEQUENCE"

MODELING_FLAG

DBTYPE_WSTR

フラグのコンマ区切りの一覧。定義済みフラグには次のものがあります。

  • "MODEL_EXISTENCE_ONLY"

  • "REGRESSOR"

アルゴリズムに固有のモデリング フラグがこの列に格納されることもあります。

IS_RELATED_TO_KEY

DBTYPE_BOOL

この列がキーに関連しているかどうかを示すブール値。

この列がキーに関連している場合は TRUE になります。キーが 1 つの列である場合、必要に応じてその列名を RELATED_ATTRIBUTE フィールドに格納することができます。

RELATED_ATTRIBUTE

DBTYPE_WSTR

現在の列が関連している対象列の名前、または現在の列が特殊なプロパティである対象列の名前。

IS_INPUT

DBTYPE_BOOL

列が入力列であるかどうかを示すブール値。

これが入力列である場合は VARIANT_TRUE になります。

IS_PREDICTABLE

DBTYPE_BOOL

列が予測可能列であるかどうかを示すブール値。

列が予測可能である場合は TRUE になります。

CONTAINING_COLUMN

DBTYPE_WSTR

この列を格納する TABLE 列の名前。この列が別の列に格納されない場合、この列には NULL が格納されます。

PREDICTION_SCALAR_FUNCTIONS

DBTYPE_WSTR

列で実行できるスカラ関数のコンマ区切りの一覧。

PREDICTION_TABLE_FUNCTIONS

DBTYPE_WSTR

列に適用できる関数のコンマ区切りの一覧。これらの関数はテーブルを返します。一覧の形式は次のとおりです。

<function name>(<column1> [, <column2>], ...)

この形式により、クライアント アプリケーションでそれぞれの関数のシグネチャ (パラメータの一覧) を判断することができます。

IS_POPULATED

DBTYPE_BOOL

この列が一連の可能な値でトレーニングされているかどうかを示すブール値。

列が一連の可能な値でトレーニングされている場合は TRUE になります。

列に値が設定されていない場合は FALSE が格納されます。

PREDICTION_SCORE

DBTYPE_R8

列の予測におけるモデルのスコア。スコアはモデルの精度を測定するために使用されます。

SOURCE_COLUMN

DBTYPE_WSTR

現在のマイニング列のソース マイニング構造列の名前。

FILTER

DBTYPE_WSTR

入れ子になったテーブルの定義で使用されたフィルタ。

列がスカラ列の場合、値は常に NULL または空の文字列になります。

入れ子になったテーブルの列を使用する場合、NULL または空の文字列は、入れ子になったテーブルにフィルタが適用されていないことを示します。

制限の列

DMSCHEMA_MINING_COLUMNS 行セットは、次の表に示されている列で制限できます。

列名

型インジケータ

制限の状態

MODEL_CATALOG

DBTYPE_WSTR

省略可。

MODEL_SCHEMA

DBTYPE_WSTR

省略可。

MODEL_NAME

DBTYPE_WSTR

省略可。

COLUMN_NAME

DBTYPE_WSTR

省略可。

変更履歴

変更内容

入れ子になったテーブル列の FILTER プロパティの説明を追加しました。