SQLGetConnectAttr
SQL Server Native Client ODBC ドライバでは、ドライバ固有の接続属性が定義されます。SQLGetConnectAttr 関数では、このような属性のいくつかを使用できるので、この関数を使用してこれらの属性に関する現在の設定を報告できます。接続が成功するまで、または SQLSetConnectAttr を使用して属性が設定されるまで、これらの属性について報告される値は保証されません。
属性の詳細については、「SQLSetConnectAttr」を参照してください。
SQL_COPT_SS_CONNECTION_DEAD
SQL_COPT_SS_CONNECTION_DEAD 属性では、サーバーへの接続状態が報告されます。ドライバは、接続の現在の状態をネットワークに照会します。
注意 |
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標準の ODBC 接続属性 SQL_ATTR_CONNECTION_DEAD は、接続の最新の状態を返します。これは現在の接続状態と異なる場合があります。 |
値 |
説明 |
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SQL_CD_TRUE |
サーバーへの接続が失われました。 |
SQL_CD_FALSE |
接続が開かれており、ステートメントの処理に使用できます。 |
SQL_COPT_SS_PERF_DATA
SQL_COPT_SS_PERF_DATA 属性は、現在のドライバのパフォーマンス統計情報を保持する SQLPERF 構造体へのポインタを返します。SQLGetConnectAttr では、パフォーマンスのログ記録が無効の場合は NULL を返します。SQLPERF 構造体内の統計情報がドライバで動的に更新されることはありません。パフォーマンス統計情報の更新が必要になるたびに SQLGetConnectAttr を呼び出してください。
値 |
説明 |
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NULL |
パフォーマンスのログ記録が無効です。 |
その他の値 |
SQLPERF 構造体へのポインタ。 |
SQL_COPT_SS_PERF_QUERY
SQL_COPT_SS_PERF_QUERY 属性は、実行時間の長いクエリのログ記録が有効の場合に TRUE を返します。クエリのログ記録が無効の場合は FALSE を返します。
SQL_COPT_SS_USER_DATA
SQL_COPT_SS_USER_DATA 属性は、ユーザー データ ポインタを取得します。ユーザー データはクライアントのメモリに格納され、接続ごとに記録されます。ユーザー データ ポインタが設定されていない場合、SQL_UD_NOTSET という NULL ポインタが返されます。
値 |
説明 |
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SQL_UD_NOTSET |
ユーザー データ ポインタが設定されていません。 |
その他の値 |
ユーザー データへのポインタです。 |
SQLGetConnectAttr によるサービス プリンシパル名 (SPN) のサポート
SQLGetConnectAttr を使用して、新しい接続属性 SQL_COPT_SS_SERVER_SPN、SQL_COPT_SS_FAILOVER_PARTNER_SPN、SQL_COPT_SS_MUTUALLY_AUTHENTICATED、および SQL_COPT_SS_INTEGRATED_AUTHENTICATION_METHOD の値を照会できます ((これらの値は、SQLGetConnectOption でも照会できます)。
SQL_COPT_SS_INTEGRATED_AUTHENTICATION_METHOD は、Windows 認証を使用する、開いている接続でのみ使用できます。
SQL_COPT_SS_SERVER_SPN または SQL_COPT_SS_FAILOVER_PARTNER が設定されていない場合は、既定値 (空の文字列) が返されます。
SPN の詳細については、「クライアント接続におけるサービス プリンシパル名 (SPN) (ODBC)」を参照してください。