コメント (DMX)
データ マイニング拡張機能 (DMX) 内のコメントは、MicrosoftSQL ServerAnalysis Services によって実行されない、プログラム コード内のテキスト文字列です。コメントは解説とも呼ばれています。コメントを使用すると、コードの説明を記述したり、コードの診断の際に DMX ステートメントまたはスクリプトの一部分を一時的に無効化することができます。
コメントを使用してプログラム コードの説明を記述しておくと、後でコードの維持を簡単に行うことができます。コメントを使用して、プログラムの名前、コードを作成した開発者の名前、および主なコード変更の日付などの詳細を記録することができます。また、複雑な計算の説明やプログラム方法の説明を記述することもできます。
コメントを記述する際の基本的なガイドラインは次のとおりです。
コメント内には、すべての英数字や記号を使用することができます。Analysis Services では、コメント内の文字はすべて無視されます。
ステートメントやスクリプト内のコメント長には制限がありません。コメントは 1 行以上から作成できます。
Analysis Services では、次の種類のコメント文字がサポートされています。
**// (二重スラッシュ)。**実行するコードと同じ行にコメントを記述する、またはコメントのみの行にコメントを記述するには、このコメント文字を使用します。Analysis Services では、二重スラッシュの後ろから行末までのすべてがコメント部分として評価されます。複数行にわたってコメントを記述する場合、すべてのコメント行の先頭に二重スラッシュを使用します。このコメント文字の詳細については、「// (コメント) (DMX)」を参照してください。
**-- (二重ハイフン)。**実行するコードと同じ行にコメントを記述する、またはコメントのみの行にコメントを記述するには、このコメント文字を使用します。Analysis Services では、二重ハイフンの後ろから行末までのすべてがコメント部分として評価されます。複数行にわたってコメントを記述する場合、すべてのコメント行の先頭に二重ハイフンを使用します。このコメント文字の詳細については、「-- (コメント) (DMX)」を参照してください。
**/* ... */ (スラッシュとアスタリスクの組)。**実行コードと同じ行にコメントを記述する、コメント専用の行にコメントを記述する、または実行可能コード内にコメントを記述するには、このコメント文字を使用します。Analysis Services では、コメント開始記号 (/*) からコメント終了記号 (*/) までのすべてがコメント部分として評価されます。複数行にわたってコメントを記述する場合、コメントの先頭にコメント開始記号 (/*) を入力し、コメントの最後にコメント終了記号 (*/) を入力します。コメント行ではそれ以外のコメント文字は使用できません。コメント文字の詳細については、「/*...*/ (コメント) (DMX)」を参照してください。