パッケージでのデータ ソース ビューの使用

Business Intelligence Development Studio には、Integration Services パッケージ内での接続の使用を容易にする、データ ソース オブジェクトおよびデータ ソース ビュー オブジェクトの、2 つのデザイン時のオブジェクトが含まれています。

データ ソース オブジェクトは接続への参照であり、少なくとも接続文字列とデータ ソース識別子が含まれています。データ ソース ビューは、データ ソース上で構築します。データ ソースの作成の詳細については、「パッケージでのデータ ソースの使用」を参照してください。

データ ソース ビューは、名前を付けて保存された、リレーショナル スキーマのサブセットです。データ ソース ビューには、テーブル、一意キー、外部キー リレーションシップなどのスキーマ情報や、名前付きクエリ、計算される列、リレーションシップ、論理主キーなどの属性が含まれます。詳細については、「データ ソース ビュー (Analysis Services - 多次元データ)」および「データ ソース ビュー (SSIS)」を参照してください。

Integration Services パッケージでデータ ソース ビューを使用する場合、次の利点があります。

  • データ ソース ビューを一度定義したら、複数のデータ フロー コンポーネントで使用できます。

  • データ ソース ビューを更新して、基になるデータ ソース内の変更を反映できます。

  • データ ソース ビューは、構築されたデータ ソースからのメタデータをキャッシュします。

  • データ ソース ビューは、データ フロー コンポーネントのユーザー インターフェイスで表示されるオブジェクトの一覧のみを表示できます。

1 つのデータ ソース上に複数のデータ ソース ビューを構築し、必要に応じて各データ ソース ビューをカスタマイズできます。たとえば、AdventureWorks データベースを参照するデータ ソースを使用して、Production.Product テーブルのみを含むデータ ソース ビューを 1 つ構築し、次に、HumanResources.Employee テーブルのみを含むデータ ソース ビューを 1 つ構築できます。

データ ソース オブジェクトを参照する接続マネージャをパッケージに追加すると、パッケージのデータ フロー コンポーネントは、データ ソース ビューを使用して変換元と変換先を定義できます。また、参照変換など、参照テーブルを使用する変換でデータ ソース ビューを使用することもできます。

データ ソース ビューを使用できるデータ フロー コンポーネントは次のとおりです。

データ ソース ビューと、そのデータ ソース ビューを参照するパッケージとの間に、依存関係はありません。パッケージ内でデータ ソース ビューを使用する場合、ビュー定義は適切なデータ フロー コンポーネント プロパティのパッケージ定義に追加されます。たとえば、参照変換を含むパッケージでは、ビュー (SELECT SQL ステートメント) は、参照変換の sqlCommand プロパティに格納されます。データ ソース ビューがプロジェクトの一部ではなくなった場合でも、パッケージは引き続き有効です。データ ソース ビューの SQL 表記は、パッケージ定義に保存されているためです。

データ ソース ビューの処理

データ ソース ビュー オブジェクトの処理方法の詳細については、次のトピックのいずれかを参照してください。

データ ソース ビューの変更

データ ソース ビューの変更方法の詳細については、次のトピックのいずれかを参照してください。

Integration Services のアイコン (小) 最新の Integration Services の入手

マイクロソフトが提供する最新のダウンロード、アーティクル、サンプル、ビデオ、およびコミュニティで選択されたソリューションについては、MSDN または TechNet の Integration Services のページを参照してください。

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