パブリッシングおよびディストリビューションを構成する方法 (SQL Server Management Studio)

パブリケーションの新規作成ウィザードまたはディストリビューションの構成ウィザードを使用して、ディストリビューションを構成します。ディストリビュータを構成したら、[ディストリビュータのプロパティ - <Distributor>] ダイアログ ボックスでプロパティを表示および変更します。db_owner 固定データベース ロールのメンバがパブリケーションを作成できるようにディストリビュータを構成する場合、またはパブリッシャではないリモート ディストリビュータを構成する必要がある場合は、ディストリビューションの構成ウィザードを使用します。

このトピックでは、ディストリビューションの構成ウィザードについて説明します。パブリケーションの新規作成ウィザードの詳細については、「パブリケーションを作成してアーティクルを定義する方法 (SQL Server Management Studio)」を参照してください。

ディストリビューションを構成するには

  1. MicrosoftSQL Server Management Studio で、ディストリビュータとなるサーバーに接続し (多くの場合、パブリッシャとディストリビュータは同じサーバーです)、サーバー ノードを展開します。

  2. [レプリケーション] フォルダを右クリックし、[ディストリビューションの構成] をクリックします。

  3. ディストリビューションの構成ウィザードに従って、次の操作を実行します。

    • ディストリビュータを選択します。ローカル ディストリビュータを使用するには、['<ServerName>' を独自のディストリビュータとする (SQL Server はディストリビューション データベースとログを作成します)] を選択します。リモート ディストリビュータを使用するには、[以下のサーバーをディストリビュータとして使用する] を選択し、サーバーを選択します。このサーバーは既にディストリビュータとして構成されている必要があり、パブリッシャではこのディストリビュータを使用できるようになっている必要があります。詳細については、「ディストリビュータでリモート パブリッシャを有効にする方法 (SQL Server Management Studio)」を参照してください。

      リモート ディストリビュータを選択した場合、パブリッシャからディストリビュータへの接続に対して、[管理パスワード] ページでパスワードを入力する必要があります。このパスワードは、リモート ディストリビュータでパブリッシャを有効にしたときに指定したパスワードと一致する必要があります。

    • ローカル ディストリビュータに対してルート スナップショット フォルダを指定します。スナップショット フォルダは、共有として設定されている単なるディレクトリです。このフォルダに対して読み取りや書き込みを行うエージェントには、フォルダにアクセスするための十分な権限が必要です。このディストリビュータを使用する各パブリッシャによって、ルート フォルダの下にフォルダが作成され、各パブリケーションでは、パブリッシャ フォルダの下にスナップショット ファイルを格納するフォルダが作成されます。フォルダの適切なセキュリティ保護の詳細については、「スナップショット フォルダのセキュリティ」を参照してください。

    • ローカル ディストリビュータに対してディストリビューション データベースを指定します。ディストリビューション データベースには、すべての種類のレプリケーションのメタデータと履歴データ、およびトランザクション レプリケーションに対するトランザクションが格納されます。

    • 必要に応じて、その他のパブリッシャでディストリビュータを使用できるようにします。その他のパブリッシャがディストリビュータを使用できるようになっている場合は、これらのパブリッシャからディストリビュータへの接続に対して、[ディストリビュータ パスワード] ページでパスワードを入力する必要があります。

    • 必要に応じて、構成の設定のスクリプトを作成します。詳細については、「レプリケーションのスクリプト作成」を参照してください。