マージ レプリケーションのアーティクルのオプション
アプリケーションのニーズに合わせてレプリケーション動作をカスタマイズするためのマージ テーブル アーティクルには多くのオプションがあります。マージ レプリケーションを使用すると、以下のようなことが可能です。
行フィルタ、結合フィルタ、および列フィルタを使用します。テーブル アーティクルをフィルタ選択すると、パブリッシュされるデータのパーティションを作成できます。詳細については、「パブリッシュされたデータのフィルタ選択」を参照してください。
サブスクライバでの変更をパブリッシャにアップロードするかどうかを指定します。サブスクライバでデータの一部またはすべてが読み取り専用であるアプリケーションでは、アーティクルをダウンロード専用にすることにより、パフォーマンスが向上します。詳細については、「ダウンロード専用アーティクルを使用したマージ レプリケーションのパフォーマンス最適化」を参照してください。
1 つまたは複数のアーティクルに対する削除をレプリケーション トリガおよびシステム テーブルによって追跡しないように指定します。このオプションは多くのアプリケーション シナリオで役に立ちます。レプリケートする必要のないバッチ削除を使用するシナリオなどがあります。詳細については、「条件付き削除の追跡によるマージ レプリケーション パフォーマンスの最適化」を参照してください。
アーティクルの処理順序を指定し、アプリケーションが要求する順序でアーティクルが処理されるようにします。詳細については、「マージ アーティクルの処理順序の指定」を参照してください。
関連するレコードのセットを 1 つの単位として処理するように指定します (既定では、マージ レプリケーションはテーブルへの変更を行単位で処理します)。詳細については、「論理レコードによる関連行への変更のグループ化」を参照してください。
トポロジの複数のノードで同じデータが変更される可能性がある場合に、競合の検出と解決を使用します。詳細については、「マージ レプリケーションの競合の検出と解決」を参照してください。
制約やトリガをサブスクライバにコピーするかどうかなど、スキーマ オプションを指定します。詳細については、「スキーマ オプションを指定する方法 (SQL Server Management Studio)」および「スキーマ オプションを指定する方法 (レプリケーション Transact-SQL プログラミング)」を参照してください。
ビジネス ロジック ハンドラを使用して、同期中に発生するさまざまな状況に対処します。たとえば、データの変更、競合、エラーに対処します。詳細については、「マージ同期中のビジネス ロジックの実行」を参照してください。