セキュリティで保護された Web サービス メソッドの使用

特定のレポート サーバー Web サービスを呼び出す場合に、セキュリティによる接続の保護が必要なことがあります。セキュリティで保護された接続を必要とするメソッドは、RSReportServer.config ファイルの SecureConnectionLevel 設定で決まります。設定の値は、有効範囲 0 ~ 3 の整数値です。次の表では、これらの値を説明します。

レベル

説明

SSL が必要な Web メソッド

0

最も安全性が低い設定です。Web サービス メソッドを呼び出した場合に、レポート サーバーはセキュリティで保護された接続であるかをチェックしません。ただし、セキュリティで保護された接続を経由して、Web サービスへのすべての呼び出しをレポート サーバーに対して行うことができます。

なし。

1

最低限安全な設定です。ユーザー資格情報などの機密データを送信する場合、接続がセキュリティで保護されていないときは、すべての Web サービス呼び出しが拒否されます。ただし、完全な安全性は保証されません。クライアントがレポート サーバーに機密データを送信したとき、レポート サーバーがその要求を処理または拒否する前に、機密データが漏洩する可能性があります。

Render (表示するレポートの資格情報設定がプロンプトに設定されている場合)、CreateDataSource、GetDataSourceContents、SetDataSourceContents、GetReportDataSources、SetReportDataSources、CreateReport、GetReportDefintion、SetReportDefinition、CreateDataDrivenSubscription、SetDataDrivenSubscriptionProperties、GetDataDrivenSubscriptionProperties、および PrepareQuery

2

安全な設定です。表示レポートと Web サービス呼び出しのすべてに対して、セキュリティで保護された接続が必要です。これには、Render メソッドの呼び出し、および URL アクセスによって作成される表示レポートに対する要求が含まれます。

すべてのレベル 1 メソッド、Render (すべての呼び出し)、および RenderStream

3

最も安全性が高い設定です。Reporting Services SOAP API へのすべての呼び出しに対して、セキュリティで保護された接続が必要です。

すべて

Web サービスの ListSecureMethods メソッドを使用して、レポート サーバーの現在の構成に基づいて、セキュリティで保護された接続を必要とする Web サービス メソッドの一覧を返すことができます。SSL を使用する場合は、ListSecureMethods によって返されたメソッドの一覧を評価し、呼び出すメソッドに応じて Web サービス URI のスキーマ名を "https" または "http" に変更します。