CSV デバイス情報設定

CSV 表示拡張機能のデバイス情報設定では、区切り記号と修飾子を変更し、改行処理を指定できます。ファイルの拡張子、エンコード、および出力にヘッダー行を含めることも指定できます。区切り記号は通常特殊文字であるため、設定が XML として記述されている場合、CDATA セクションでエンコードしてください。

次の表は、テキスト形式で表示するためのデバイス情報設定を示しています。

設定

Encoding

文字エンコード スキーマ、ASCII、UTF-7、UTF-8、Unicode のうち、いずれか 1 つ。既定値は UTF-8 です。

ExcelMode

Excel 用のターゲット出力であることを指定します。既定値は true です。

FieldDelimiter

結果に付ける区切り記号。既定値はコンマ (,) です。このデバイス情報の値は URL で渡すとき、URL エンコードしてください。たとえば、区切り記号としてのタブ文字は "%09" にします。

既定のフィールド区切り記号を任意の文字 (タブなど) に変更するには、構成ファイル内のデバイス情報設定を変更します。たとえば、タブを使用するには、FieldDelimiter の設定を <FieldDelimiter xml:space="preserve">[TAB]</FieldDelimiter> に更新します。

この例では、[TAB] は実際のタブ文字です。つまり、構成ファイルには空白が表示されます。"xml:space" 属性は、空白を保持するようパーサーに指示します。

FileExtension

結果に付けるファイル拡張子。既定値は .CSV です。FileExtension と Extension の両方が指定された場合は、FileExtension が優先されます。

NoHeader

出力からヘッダー行を除外するかどうかを示します。既定値は false です。

Qualifier

フィールド区切り文字またはレコード区切り文字が入った結果を囲む修飾子文字列。結果に修飾子が入っている場合、修飾子は繰り返されます。Qualifier 設定は FieldDelimiter および RecordDelimiter の設定とは異なるものである必要があります。既定値は引用符 (") です。

RecordDelimiter

各レコードの末尾に付けるレコード区切り記号。既定値は <cr><lf> です。

SuppressLineBreaks

出力に入れるデータから改行を削除するかどうかを示します。既定値は false です。値が true である場合、FieldDelimiter、RecordDelimiter、および Qualifier の設定は空白文字にはできません。

UseFormattedValues

書式設定された文字列を CSV 出力に流し込むかどうかを示します。既定値は、ExcelMode が true の場合は true で、それ以外の場合は false です。