Reporting Services のスケールアウト配置の構成

スケールアウト配置は、レポート サーバーのスケーラビリティを高めて、処理できる同時ユーザー数を増やしたり、より負荷の高いレポート実行に対応できるようにするために使用されます。また、特定のサーバーを、対話型レポートまたはスケジュールされたレポートの処理専用にする場合にも使用できます。スケールアウト配置は次の要素で構成されます。

  • 1 つのレポート サーバー データベースを共有する複数のレポート サーバー インスタンス。

  • 対話型ユーザー ロードを複数のレポート サーバー インスタンス間で分散するネットワーク負荷分散 (NLB) クラスタ (オプション)。

NLB クラスタに Reporting Services を配置する場合は、レポート サーバー URL の構成で NLB 仮想サーバー名を使用し、各サーバーで同じビュー ステートが共有されるように構成する必要があります。

Reporting Services は Microsoft Cluster Services クラスタには参加しません。ただし、フェールオーバー クラスタの一部であるデータベース エンジン インスタンス上にレポート サーバー データベースを作成することは可能です。

スケールアウト配置を計画、インストール、および構成するには、次の手順を実行します。