レポートの追加、変更、および削除

レポート サーバーの管理者であれば、レポート マネージャを使用することで、レポートに対し以下のような操作を実行できます。

  • レポート定義 (.rdl) ファイルをアップロードするか、またはリンク レポートを作成することにより、レポート サーバーにレポートを追加できます。

  • レポートの名前を変更したり、レポートを移動したりできます。また、レポートの説明を変更することもできます。

  • レポート定義を編集することにより、パブリッシュされたレポートを変更できます。レポートの定義を置き換えることもできます。

  • レポート サーバーからレポートを削除できます。

レポートの追加

レポート サーバーに新規レポートを追加するには、2 つの方法があります。レポート作成者の場合は、レポート デザイナを使用して、サーバーにレポートをパブリッシュできます。レポート作成者でない場合は、ファイルをアップロードすることにより、ファイル システムからレポート サーバーにレポート定義言語 (.rdl) ファイルをパブリッシュできます。

リンク レポートを作成することにより、レポート アイテムを追加することもできます。リンク レポートはレポート サーバー フォルダ内のアイテムです。リンク レポートは、パラメータ値またはプロパティの異なるセットで既存のレポートをラップします。リンク レポートは、その基になるレポートに影響を与えずに、移動、名前変更、および削除することができます。

レポート デザイナで作成せずにレポートを追加する別の方法として、既存のレポートのレポート定義をファイル システムに保存し、別のアイテムとしてレポート サーバーにアップロードする方法があります。次のセクションではその手順について説明します。

パブリッシュされたレポート定義の変更および置換

レポートがレポート サーバーにパブリッシュされた後、レポートの名前の変更、説明の追加または変更、またはレポートの移動または削除を行うために、レポートのプロパティを変更することができます。レポートの XML 構造を編集することにより、レポート定義に変更を加えることができます。ただし、非常に小さな変更を行う場合を除き、レポートの XML 構造を編集することはお勧めしません。パブリッシュされたレポートの XML 構造を変更した場合、レポートを再パブリッシュするとその変更は保持されません。

パブリッシュされたレポートのレポート定義を表示するには、レポート マネージャを使用します。レポートに移動して、[全般プロパティ] ページを開き、[編集] をクリックします。レポート デザイナから最初にパブリッシュされた、読み取り専用のレポート定義は、Visual Studio またはコード エディタのどちらかで開きます。レポートの XML 構造を表示したり、レポート定義をファイル システムに保存したり、特定の変更を加えるために XML を変更することができます。

パブリッシュされたレポートのレポート定義を置換したり、保存直後の変更されたバージョンをアップロードするには、レポートの [全般プロパティ] ページを開き、[更新] をクリックします。[レポートのインポート] ページ ([ファイルのアップロード] ページと同等) が開いたら、アップロードする .rdl ファイルを選択できます。

レポート定義を置換する場合、選択したファイルはレポート サーバーにコピーされます。現在のレポートのプロパティ、サブスクリプション、レポート履歴、およびセキュリティ設定は変更されません。レポートでパラメータが使用されていて、名前またはデータの種類が元のレポートと異なる場合、以前設定したすべてのパラメータのプロパティを再設定する必要があります。

レポートの削除

レポートを削除すると、レポート、レポート履歴、およびレポートに関連付けられたすべてのメタデータがレポート サーバー データベースから削除されます。削除されるメタデータには、サブスクリプション (データ ドリブン サブスクリプションを含む) およびレポート履歴があります。レポートがリンク レポートに関連付けられている場合、リンク レポートは無効になります。