データ ソースの資格情報を保存する方法 (レポート マネージャ)

レポート サーバーが、レポートに必要な外部データにアクセスするときに使用する、保存された資格情報の単一のセットを指定できます。保存された資格情報は、レポートを自動実行する場合に使用されます。この資格情報は、レポート処理がスケジュールで設定されている場合、または、ユーザーからの要求ではなく、なんらかのイベントに基づいてレポート処理がトリガされた場合に、レポート サーバーによって取得されて使用されます。

このアカウントには、レポート サーバー コンピュータに対しての "ローカル ログオンを許可する" 権限が必要です。この権限を付与する方法の詳細については、「レポート データ ソースに関する資格情報と接続情報の指定」を参照してください。

保存された資格情報をレポート固有のデータ ソースに対して指定するには

  1. レポート マネージャで [コンテンツ] ページに移動します。レポート固有のデータ ソースを構成するレポートに移動し、そのレポート アイテムを開きます。

  2. [プロパティ] タブをクリックします。[全般] プロパティ ページが開きます。

  3. [データ ソース] タブをクリックします。

  4. [カスタム データ ソース] をクリックします。

  5. [接続の種類] の一覧で、データ ソースから取得したデータの処理に使用するデータ処理拡張機能を指定します。

  6. [接続文字列] でレポート サーバーがデータ ソースへの接続に使用する接続文字列を指定します。以下に、SQL ServerAdventureWorks データベースへの接続に使用する接続文字列の例を示します。

    data source=<servername>;initial catalog=AdventureWorks
    
  7. [接続に使用する認証] で、[レポート サーバーに保存され、セキュリティで保護された資格情報] をクリックします。

  8. ユーザー名とパスワードを入力します。

    • このアカウントが Windows ドメイン ユーザー アカウントである場合は、「<domain>\<account>」という形式で指定し、[データ ソースへの接続時に Windows 資格情報として使用する] を選択します。

    • ユーザー名とパスワードがデータベースの資格情報である場合は、[データ ソースへの接続時に Windows 資格情報として使用する] を選択しないでください。データベース サーバーが権限の借用または委譲をサポートしている場合は、[データ ソースへの接続が確立した後に、認証されているユーザーの権限を借用する] を選択できます。

  9. [適用] をクリックします。

保存された資格情報を共有データ ソースに対して指定するには

  1. レポート マネージャで [コンテンツ] ページに移動します。共有データ ソース アイテムに移動します。共有データ ソース アイテムを示すアイコンを次に示します。

    共有データ ソースのアイコン

  2. アイテムをクリックして開きます。[全般] プロパティ ページが開きます。

  3. [接続の種類] の一覧で、データ ソースから取得したデータの処理に使用するデータ処理拡張機能を指定します。

  4. [接続文字列] でレポート サーバーがデータ ソースへの接続に使用する接続文字列を指定します。Microsoft では、接続文字列に資格情報を指定しないことをお勧めします。

    以下に、ローカルの SQL ServerAdventureWorks データベースへの接続に使用する接続文字列の例を示します。

    data source=<localservername>; initial catalog=AdventureWorks
    
  5. ユーザー名とパスワードを入力します。

    • このアカウントが Windows ドメイン ユーザー アカウントである場合は、「<domain>\<account>」という形式で指定し、[データ ソースへの接続時に Windows 資格情報として使用する] を選択します。

    • ユーザー名とパスワードがデータベースの資格情報である場合は、[データ ソースへの接続時に Windows 資格情報として使用する] を選択しないでください。データベース サーバーが権限の借用または委譲をサポートしている場合は、[データ ソースへの接続が確立した後に、認証されているユーザーの権限を借用する] を選択できます。

  6. [適用] をクリックします。