profiler ユーティリティ

profiler ユーティリティにより SQL Server Profiler ツールが起動されます。このトピックの後半で説明する省略可能な引数を使用して、アプリケーションの起動を制御できます。

注意注意

profiler ユーティリティは、トレースのスクリプティングを目的とするものではありません。詳細については、「SQL Server Profiler の概要」を参照してください。

構文


profiler
        [ /? ] |
[
{
{ /U login_id [ /P password ] }
| /E
}
{[ /S sql_server_name ] | [ /A analysis_services_server_name ] }
[ /D database ]
[ /T "template_name" ]
[ /B { "trace_table_name" } ]
{ [/F "filename" ] | [ /O "filename" ] }
[ /L locale_ID ]
[ /M "MM-DD-YY hh:mm:ss" ]
[ /R ]
[ /Z file_size ]
]

引数

  • /?
    profiler の引数に関する構文の概要を表示します。

  • /Ulogin_id
    SQL Server 認証に使用するユーザー ログイン ID を指定します。ログイン ID では大文字と小文字は区別されます。

    注意注意

    可能な場合は、Windows 認証を使用します。.

  • /Ppassword
    SQL Server 認証で必要なユーザーのパスワードを指定します。

  • /E
    現在のユーザーの資格情報に基づいて、Windows 認証による接続を行います。

  • /S sql_server_name
    SQL Server のインスタンスを指定します。/U スイッチおよび /P スイッチ、または /E スイッチで指定した認証情報を使用して、Profiler は指定されたサーバーに自動的に接続します。SQL Server の名前付きインスタンスに接続するには、/Ssql_server_name\instance_name を使用します。

  • /A analysis_services_server_name
    Analysis Services のインスタンスを指定します。/U スイッチおよび /P スイッチ、または /E スイッチで指定した認証情報を使用して、Profiler は指定されたサーバーに自動的に接続します。SQL Server の名前付きインスタンスに接続するには、/Aanalysis_services_server_name\instance_name を使用します。

  • /Ddatabase
    接続に使用するデータベースの名前を指定します。データベースを指定しないと、指定したユーザーに対して既定のデータベースが選択されます。

  • /B"trace_table_name"
    Profiler を起動するときに読み込むトレース テーブルを指定します。データベース、ユーザーやスキーマ、およびテーブルを指定する必要があります。

  • /T"template_name"
    トレースを構成するために読み込まれるテンプレートを指定します。テンプレート名は引用符で囲む必要があります。テンプレートは、システム テンプレート ディレクトリまたはユーザー テンプレート ディレクトリに格納されている必要があります。同じ名前のテンプレートが両方のディレクトリにある場合は、システム ディレクトリのテンプレートが読み込まれます。指定した名前のテンプレートが存在しない場合は、標準テンプレートが読み込まれます。テンプレートのファイル拡張子 (.tdf) は、template_name の一部として指定しないでください。例 :

    /T "standard"
    
  • /F"filename"
    Profiler を起動するときに読み込むトレース ファイルのパスとファイル名を指定します。パスとファイル名はすべて引用符で囲む必要があります。このオプションを /O と同時に使用することはできません。

  • /O **"**filename "
    トレース結果を書き込むファイルのパスとファイル名を指定します。パスとファイル名はすべて引用符で囲む必要があります。このオプションを /F と同時に使用することはできません。

  • /Llocale_ID
    使用できません。

  • /M "MM-DD-YY hh:mm:ss"
    トレースが停止する日と時刻を指定します。停止時刻は引用符で囲む必要があります。次の表に示すパラメータに従って停止時刻を指定します。

    パラメータ

    定義

    MM

    月を表す 2 桁の数字です。

    DD

    日を表す 2 桁の数字です。

    YY

    年を表す 2 桁の数字です。

    hh

    時刻を表す 24 時間形式の 2 桁の数字です。

    mm

    分を表す 2 桁の数字です。

    ss

    秒を表す 2 桁の数字です。

    注意注意

    "MM-DD-YY hh:mm:ss" 形式は、SQL Server Profiler で [日時の値の表示に地域別設定を使用する] オプションが有効になっている場合にのみ使用できます。このオプションが無効になっている場合は、"YYYY-MM-DD hh:mm:ss" の日付/時刻形式を使用する必要があります。

  • /R
    トレース ファイルのロールオーバーを可能にします。

  • /Z file_size
    トレース ファイルのサイズをメガバイト (MB) 単位で指定します。既定値は 5 MB です。ロールオーバーが可能な場合は、すべてのロールオーバー ファイルはこの引数で指定した値に制限されます。

説明

特定のテンプレートでトレースを開始する場合は、/S オプションと /T オプションを同時に使用します。たとえば、MyServer\MyInstance で Standard テンプレートを使用してトレースを開始する場合は、コマンド プロンプトで次のように入力します。

profiler /S MyServer\MyInstance /T "Standard"