Analysis Services チュートリアル プロジェクトの修正バージョンの使用
このチュートリアルの残りのレッスンでは、最初の 3 つのレッスンで作成した Analysis Services Tutorial プロジェクトの修正版を使用します。まず、新しいテーブルと名前付き計算が Adventure Works DW データ ソース ビューに追加されています。次に、新しいディメンションがプロジェクトおよび Analysis Services Tutorial キューブに追加されています。そして、2 つ目のメジャー グループが追加されています。このメジャー グループには、2 番目のファクト テーブルのメジャーが含まれています。修正されたこのプロジェクトを使用すれば、これまでに習得したスキルを繰り返し使用せずに、ビジネス インテリジェンス アプリケーションに機能を追加する方法を学習していくことができます。
チュートリアルを続ける前に、Analysis Services Tutorial プロジェクトの修正版を読み込み、処理する必要があります。
注意 |
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このチュートリアルに必要な修正版チュートリアル プロジェクトを使用する場合は、サンプルをダウンロードする必要があります。詳細については、「SQL Server のサンプルとサンプル データベースのインストールに関する注意点」を参照してください。 |
修正したプロジェクトの読み込みと処理
修正したプロジェクトを読み込んで、処理するには
[ファイル] メニューの [ソリューションを閉じる] をクリックします。
[ファイル] メニューの [開く] をポイントし、[プロジェクト/ソリューション] をクリックします。
C:\Program Files\Microsoft SQL Server\100\Samples\Analysis Services\Tutorials\Lesson4 Start に移動し、Analysis Services Tutorial.sln をダブルクリックします。
Analysis Services Tutorial プロジェクトの修正版を、Analysis Services のローカル インスタンスに配置します。別のインスタンスに配置することもできますが、処理が正常に完了することを確認してください。
プロジェクトの修正について
プロジェクトの修正版は、最初の 3 つのレッスンで作成した Analysis Services Tutorial プロジェクトとは異なります。この相違点について、次のセクションで説明します。チュートリアルの残りのレッスンを続ける前に、この情報を確認してください。
データ ソース ビュー
修正したプロジェクトのデータ ソースには、AdventureWorksDW2008 データベースから取得された 1 つのファクト テーブルと 4 つのディメンションが追加されています。
このデータ ソース ビューには 10 個のテーブルがあり、<すべてのテーブル> ダイアグラムの情報が整理されていません。このため、テーブル間のリレーションシップがわかりにくく、簡単には特定のテーブルを探すことができません。この問題を解決するために、テーブルを 2 つの論理ダイアグラムに整理します。2 つのダイアグラムとは、Internet Sales ダイアグラムと Reseller Sales ダイアグラムです。1 つのファクト テーブルに対し、これらのダイアグラムを 1 つずつ構成します。1 つのダイアグラムにテーブルやそのリレーションシップをすべて表示しなくとも、論理ダイアグラムを作成することにより、複数のテーブルから特定のサブセットのみをデータ ソース ビューに表示し、操作できます。
Internet Sales ダイアグラム
Internet Sales ダイアグラムには、インターネット経由で直接顧客に販売された、Adventure Works 製品の売上に関連するテーブルが含まれています。このダイアグラムのテーブルには、レッスン 1 で Analysis Services Tutorial データ ソース ビューに追加した、次の 4 つのディメンション テーブルと 1 つのファクト テーブルが含まれています。
Geography
Customer
Date
Product
InternetSales
Reseller Sales ダイアグラム
Reseller Sales ダイアグラムには、販売店による Adventure Works 製品の売上に関するテーブルが含まれています。このダイアグラムには、AdventureWorksDW2008 データベースから取得された、次の 7 つのディメンション テーブルと 1 つのファクト テーブルが含まれています。
Reseller
Promotion
SalesTerritory
Geography
Date
Product
Employee
ResellerSales
DimGeography、DimDate、および DimProduct テーブルは、Internet Sales ダイアグラムと Reseller Sales ダイアグラムの両方で使用されます。ディメンション テーブルは、複数のファクト テーブルにリンクさせることができます。
データベースとキューブ ディメンション
Analysis Services Tutorial プロジェクトには、5 つの新しいデータベース ディメンションがあります。また、Analysis Services Tutorial キューブは、これらと同じ 5 つのディメンションをキューブ ディメンションとして保持します。これらのディメンションには、名前付き計算、複合メンバ キー、および表示フォルダを使用しながら修正したユーザー階層とユーザー属性が存在します (そのようなユーザー階層とユーザー属性を持つようにディメンションが定義されています)。この新しいディメンションの内容は次のとおりです。
Reseller ディメンション
Reseller ディメンションは、Adventure Works DW データ ソース ビューの Reseller テーブルに基づいています。Promotion ディメンション
Promotion ディメンションは、Adventure Works DW データ ソース ビューの Promotion テーブルに基づいています。Sales Territory ディメンション
Sales Territory ディメンションは、Adventure Works DW データ ソース ビューの Sales Territory テーブルに基づいています。Employee ディメンション
Employee ディメンションは、Adventure Works DW データ ソース ビューの Employee テーブルに基づいています。Geography ディメンション
Geography ディメンションは、Adventure Works DW データ ソース ビューの Geography テーブルに基づいています。
Analysis Services キューブ
Analysis Services Tutorial キューブには 2 つのメジャー グループがあります。1 つは、InternetSales テーブルに基づく元のメジャー グループ、もう 1 つは、Adventure Works データ ソース ビューの ResellerSales テーブルに基づくメジャー グループです。