DROP TABLE (Transact-SQL)
1 つ以上のテーブルの定義、およびそれらのテーブルのすべてのデータ、インデックス、トリガー、制約、権限の指定を削除します。削除されたテーブルを参照しているすべてのビューとストアド プロシージャは、DROP VIEW および DROP PROCEDURE を使用して明示的に削除する必要があります。テーブルへの依存関係を報告するには sys.dm_sql_referencing_entities を使用します。
構文
DROP TABLE [ database_name . [ schema_name ] . | schema_name . ]
table_name [ ,...n ] [ ; ]
引数
database_name
テーブルが作成されたデータベースの名前を指定します。schema_name
テーブルが属しているスキーマの名前を指定します。table_name
削除するテーブル名を指定します。
説明
DROP TABLE を使用して、FOREIGN KEY 制約によって参照されているテーブルを削除することはできません。まず、参照している FOREIGN KEY 制約または参照テーブルを削除する必要があります。参照しているテーブルと、主キーを格納しているテーブルの両方を同じ DROP TABLE ステートメントで削除する場合には、参照しているテーブルを先に指定する必要があります。
任意のデータベースから、複数のテーブルを削除することができます。削除するテーブルが、同時に削除される別のテーブルの主キーを参照している場合には、外部キーを持つ参照元のテーブルを、参照されている主キーを持つテーブルよりも前に指定する必要があります。
テーブルを削除すると、そのテーブルのルールや既定値はバインドを失い、そのテーブルに関係付けられている制約やトリガーも自動的に削除されます。テーブルを再作成する場合は、適切なルールや既定値を再バインドし、トリガーを再作成し、必要なすべての制約を追加する必要があります。
DELETE tablename や、TRUNCATE TABLE ステートメントを使用して、テーブルのすべての行を削除しても、そのテーブルは、テーブル自体を削除しない限り存在します。
128 個を超えるエクステントを使用する大きなテーブルやインデックスは、論理フェーズと物理フェーズの 2 段階で削除します。論理フェーズでは、そのテーブルが使用している既存のアロケーション ユニットに割り当て解除のマークが付き、トランザクションがコミットするまでロックされます。物理フェーズでは、割り当て解除のマークが付いた IAM ページが、バッチによって物理的に削除されます。詳細については、「ラージ オブジェクトの削除と再構築」を参照してください。
FILESTREAM 属性が指定されている VARBINARY(MAX) 列を含むテーブルを削除しても、ファイル システムに保存されているデータは削除されません。
重要 |
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DROP TABLE と CREATE TABLE を同じバッチ内の同じテーブルに対して実行しないでください。実行した場合、予期しないエラーが発生する可能性があります。 |
権限
テーブルが属するスキーマに対する ALTER 権限、テーブルに対する CONTROL 権限、または db_ddladmin 固定データベース ロールのメンバーシップが必要です。
例
A. 現在のデータベース内のテーブルを削除する
次の例では、現在のデータベースから、ProductVendor1 テーブルとそのデータおよびインデックスを削除します。
DROP TABLE ProductVendor1 ;
B. 他のデータベースのテーブルを削除する
次の例では、AdventureWorks データベースにある SalesPerson2 テーブルを削除します。この例は、サーバー インスタンス上にあるどのデータベースからでも実行できます。
DROP TABLE AdventureWorks.dbo.SalesPerson2 ;
C. 一時テーブルを削除する
次の例では、一時テーブルを作成して、その存在テストを行います。さらに、このテーブルを削除して、再度存在テストを行います。
USE AdventureWorks;
GO
CREATE TABLE #temptable (col1 int);
GO
INSERT INTO #temptable
VALUES (10);
GO
SELECT * FROM #temptable;
GO
IF OBJECT_ID(N'tempdb..#temptable', N'U') IS NOT NULL
DROP TABLE #temptable;
GO
--Test the drop.
SELECT * FROM #temptable;
関連項目
参照
概念
変更履歴
変更内容 |
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同じバッチ内の同じテーブルに対して削除と作成を実行しないという注意を追加しました。 |