Business Intelligence Development Studio のユーザー補助機能
Microsoft では、すべてのユーザーにとって使いやすい製品とサービスを提供するために努力しています。以下のトピックでは、身体に障害のある方に対して Business Intelligence Development Studio を使いやすくするための機能、製品、およびサービスについて説明しています。
Business Intelligence Development Studio のユーザー補助機能
Analysis Services のユーザー補助機能
Integration Services のユーザー補助機能
Reporting Services のユーザー補助機能
Business Intelligence Development Studio のキーボード ショートカット キーの使用
Business Intelligence Development Studio のユーザー補助機能
Business Intelligence Development Studio には、身体に障害のある方がビジネス インテリジェンス ソリューションの開発を行いやすいようにするための、以下の機能が含まれています。
Business Intelligence Development Studio のキーボード ショートカット。ソリューションやプロジェクトでのナビゲーションや作業に使用します。
Visual Studio 環境のオプションを使用して、キーボード レイアウトや、フォントの色とサイズをカスタマイズしたり、ハイコントラスト モードを有効にしたりする機能。
Active Accessibility インターフェイスのサポート。Active Accessibility の詳細については、MSDN ライブラリの Microsoft アクセシビリティ Web サイトを参照してください。
MicrosoftVisual Studio 2008 のユーザー補助機能およびユーティリティの詳細については、Visual Studio 2008 のオンライン ヘルプで以下のトピックを参照してください。
「Visual Studio のユーザー補助機能」
「フォントおよび色] ([オプション] ダイアログ ボックス - [環境])」
注意 |
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これらのトピックを表示するには、Visual Studio 2008 のオンライン ヘルプ コレクションをインストールしてください。追加のヘルプ コレクションをインストールする方法については、「SQL Server の参考資料の入手」を参照してください。 |
注意 |
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このセクションの情報は、米国内で Microsoft 製品のライセンスを取得しているユーザーのみが対象となります。この製品を米国以外の国で購入された場合には、Microsoft サポート サービスの電話番号と住所が記載されている子会社の情報カードがソフトウェア パッケージに同梱されています。Microsoft アクセシビリティ Web サイトでも同じ情報をご覧いただけます。このセクションに記載されている製品およびサービスがお住まいの地域で提供されているかどうかを調べるには、各現地法人に問い合わせてください。アクセシビリティに関する情報は、日本語やフランス語などの他の言語でも提供されています。詳細については、Microsoft アクセシビリティを参照してください。 |
Business Intelligence Development Studio ツール バーで大きいアイコンを使用するには
[ツール] メニューの [ユーザー設定] をクリックします。
[ツール バー] タブの [大きいアイコンを使用する] をオンにします。この設定は、ツールボックス内のアイコンには影響しません。
Business Intelligence Development Studio で使用する色、フォント スタイル、およびフォント サイズをカスタマイズするには
[ツール] メニューの [オプション] をクリックします。
[環境] を展開します。
[フォントおよび色] をクリックします。
[設定の表示] の一覧で、ビジネス インテリジェンス デザイナとビジネス インテリジェンス データ ビューアに関する現在のオプションを表示します。この他に、出力ウィンドウ、スキーマ デザイナ、クエリ デザイナおよびビュー デザイナもプロジェクトの開発で使用するためにカスタマイズすることができます。
フォントの色、フォント サイズ、およびフォント スタイルを変更します。
前景や背景の色を変更してコントラストを強くします。または、選択したフォントを太字に設定します。
選択したウィンドウの設定をリセットする場合は、[既定値を使用] をクリックします。
ヘルプで使用するキーボード レイアウトおよびショートカット キーをカスタマイズするには
ヘルプ ウィンドウを開くには、[スタート] ボタンをクリックして [プログラム]、[Microsoft SQL Server 2008]、[マニュアルとチュートリアル] の順にポイントし、[SQL Server オンライン ブック] をクリックします。あるいは、Business Intelligence Development Studio のいずれかのウィンドウを表示しているときに F1 キーを押します。
[ツール] メニューの [オプション] をクリックします。
[キーボード] をクリックし、既定のキーボード マップを選択します。または、特定のコマンドに使用するショートカットをカスタマイズします。
Microsoft Document Explorer でのヘルプ トピックの表示方法をカスタマイズするには
Microsoft Document Explorer を開くには、[スタート] ボタンをクリックして [プログラム]、[Microsoft SQL Server 2008]、[マニュアルとチュートリアル] の順にポイントし、[SQL Server オンライン ブック] をクリックします。あるいは、Business Intelligence Development Studio のいずれかのウィンドウを表示しているときに F1 キーを押します。
[ツール] メニューの [オプション] をクリックします。
[Web ブラウザ] をクリックして、[Internet Explorer オプション] をクリックし、ヘルプ ブラウザでのヘルプ トピックの表示方法をカスタマイズします。[ユーザー補助] をクリックし、[Web ページで指定された色を使用しない]、[Web ページで指定されたフォント スタイルを使用しない]、[Web ページで指定されたフォント サイズを使用しない] をオンにします。ユーザー スタイルシートで指定した設定を使用することもできます。
Analysis Services のユーザー補助機能
Analysis Services には、四肢や視覚、その他の障害がある方にとって使いやすいものにするための機能が用意されています。
マイニング モデル ビューアのカスタマイズ
マイニング モデル ビューアでマイニング モデルを表示するために使用する色を調整できます。たとえば、選択されたノードの色を、既定の濃い緑から見やすい色に変更することができます。以下の種類の色を変更できます。
[クラスタ ビューア]。クラスタ ビューアでの機能の表示に使用する色を定義します。クラスタ ビューアの詳細については、「Microsoft クラスタ ビューアを使用したマイニング モデルの表示」を参照してください。
[デシジョン ツリー ビューア]。デシジョン ツリー ビューアでの機能の表示に使用する色を定義します。デシジョン ツリー ビューアの詳細については、「Microsoft ツリー ビューアを使用したマイニング モデルの表示」を参照してください。
[依存関係ネットワーク ビューア]。依存関係ネットワークでの機能の表示に使用する色を定義します。依存関係ネットワークは、複数の種類のビューアで使用されます。詳細については、「Microsoft ツリー ビューアを使用したマイニング モデルの表示」および「Microsoft Naive Bayes ビューアを使用したマイニング モデルの表示」を参照してください。
[マイニング ビューア]。複数のビューアに共通するアイテムの色を定義します。たとえば、デシジョン ツリー マイニング モデルの場合、ビューアは連続属性を Cyan で表示します。
[マイニング ビューア系列の色]。それぞれのビューアで、マイニング モデルの説明に使用する色の順序を定義します。
マイニング モデル ビューアで使用する色をカスタマイズするには
[ツール] メニューの [オプション] をクリックします。[オプション] ダイアログ ボックスが開きます。
[ビジネス インテリジェンス デザイナ] を展開し、[Analysis Services デザイナ] を展開します。
[データ マイニング ビューア] をクリックします。
[オプション] ダイアログ ボックスの右側のペインに、変更できる色のカテゴリが表示されます。
変更したい色が含まれているボックスをクリックします。
ドロップダウン リストが開き、カスタム、Web、またはシステムの色を選択できるようになります。
色を選択し、[オプション] ダイアログ ボックスの [OK] をクリックします。
Analysis Services のキーボード ナビゲーション
Microsoft Windows および Visual Studio 2008 で使用できる標準のキーボード ショートカットを使用すれば、キーボードを使用したナビゲーションが可能です。Analysis Services で使用されるいくつかのキーボード ショートカットは、他のアプリケーションでよく使用されているものとは機能が少し異なる場合があります。Analysis Services でのショートカット キー機能の詳細については、「Business Intelligence Development Studio のキーボード ショートカット キーの使用」を参照してください。
Integration Services のユーザー補助機能
Integration Services には、四肢や視覚、その他の障害がある方にとって使いやすいものにするための機能が用意されています。
優先順位制約へのテキスト ラベルの追加
SSIS デザイナでは、優先順位制約は、制約の条件が成功、失敗、完了のいずれであるかに基づいて、緑、赤、または黄色で表示されます。ただし、優先順位制約にテキスト ラベルを表示するように Integration Services を構成することもできます。
優先順位制約にテキスト ラベルを追加するには
Business Intelligence Development Studio の [ツール] メニューの [オプション] をクリックします。
[ビジネス インテリジェンス デザイナ] を展開し、[Integration Services デザイナ] を展開します。
[全般] を展開します。
[ユーザー補助] の [優先順位制約ラベルを表示する] をオンにします。
[OK] をクリックします。
テキスト メッセージによる色分け表示の補足
Integration Services の一部の機能では、状態を表すためにユーザー インターフェイスが色分けして表示されます。たとえば、パッケージを実行した場合、SSIS デザイナでは、パッケージの処理状況に応じてコンポーネント アイコンの色が黄色から緑または赤に変わります。パッケージ実行時の状態を表す色分け表示の詳細については、「データ フローのデバッグ」を参照してください。
パッケージの進行状況の色分け表示に加えて、Integration Services は、実行中のパッケージの状態の概要を [進行状況] タブに表示します。パッケージの検証中および実行中にランタイムによって生成された詳細情報やエラー メッセージも、Visual Studio の [出力] ウィンドウに表示されます。[出力] ウィンドウに表示されるパッケージ ステータスの情報は、パッケージの実行が完了した後も、ウィンドウの内容が消去されるまでは表示されたままになっています。Visual Studio 2008 によって提供されるウィンドウに表示される情報の詳細については、「制御フローのデバッグ」を参照してください。
パッケージへの注釈の追加
Integration Services では、デザイン画面上でパッケージの説明を表示するために、注釈つまりテキスト ラベルを追加することができます。注釈テキストのフォント、色、およびサイズも、読みやすいようにカスタマイズできます。注釈の使用の詳細については、「パッケージの注釈の使用」を参照してください。
Integration Services のキーボード ナビゲーション
ツール ウィンドウとデザイン ウィンドウの切り替え、データ フロー オブジェクトと制御フロー オブジェクトの選択とカスタマイズ、パッケージの実行などは、Microsoft Windows および Visual Studio 2008 の標準キーボード ショートカットを使用して行えます。
次に、SSIS デザイナで、基本的なデザイン作業をキーボードから行う方法を示します。
キーボードを使ってプロジェクトを作成するには
Ctrl + Esc キーを押して、[スタート] メニューを開きます。
方向キーを使用して [プログラム]、[Microsoft SQL Server 2008] の順にポイントし、[Microsoft Visual Studio 2008] または [SQL Server Business Intelligence Development Studio] を選択します。
Ctrl + Shift + N キーを押して、[新しいプロジェクト] ダイアログ ボックスを開きます。
Ctrl + Tab キーを押して、ダイアログ ボックスのペイン間を移動します。各ペインで、方向キーを使って選択項目を変更します。すべてのペインで必要な項目を選択するまで、Enter キーは押さないでください。
[新しいプロジェクト] ダイアログ ボックスの [プロジェクトの種類] から、[ビジネス インテリジェンス プロジェクト] を選択します。[テンプレート] で [Integration Services] を選択します。必要に応じて、[プロジェクト名] ボックスにプロジェクトの名前を入力します。
Enter キーを押します。新しいプロジェクトが開き、ソリューション エクスプローラで新しい空のパッケージにフォーカスが設定されます。パッケージ名は Package.dtsx です。新しく作成したパッケージは、SSIS デザイナの [制御フロー] デザイン画面に表示されます。
キーボードを使ってパッケージのデータ フローを作成するには
Business Intelligence Development Studio でパッケージを開きます。デザイナが開き、[制御フロー] タブが表示されます。
Ctrl + Alt + X キーを押して [ツールボックス] を開きます。
下方向キーを使用してツールボックスの下の方のアイテムに移動し、[データ フロー] コンポーネントを選択します。Enter キーを押します。選択したアイテムがデザイナの [制御フロー] タブに追加されます。
Ctrl + Tab キーを押すと、アクティブなファイルとアクティブなツール ウィンドウが一覧表示されます。方向キーを使って [プロパティ] ウィンドウを選択します。
Tab キーを押すと、[プロパティ] ウィンドウのメニュー項目間を移動できます。[エディタの表示] というリンクを選択し、Enter キーを押します。SSIS デザイナが [データ フロー] タブに切り替わります。
キーボードを使ってデータ フローの変換元および接続マネージャをパッケージに追加するには
Business Intelligence Development Studio でパッケージを開きます。
Alt + V + D キーを押してデザイナを開きます。
Ctrl + Tab キーを押してアクティブなツール ウィンドウを一覧表示し、[プロパティ] ウィンドウを選択します。
[プロパティ] ウィンドウで、Tab キーを押してメニュー項目間を移動します。[エディタの表示] というリンクを選択し、Enter キーを押します。
Ctrl + Alt + X キーを押してツールボックスを再度開き、下方向キーを使用して、[データ フローの変換元]、[データ フロー変換]、[データ フローの変換先] のアイテム間を移動します。[フラット ファイル ソース] を選択し、Enter キーを押します。
Alt + S キーを押して、[SSIS] メニューを開きます。[新しい接続] を選択して、Enter キーを押します。
[SSIS 接続マネージャの追加] ダイアログ ボックスで、方向キーを使って一覧内を移動します。[FLATFILE] を選択し、Enter キーを押します。
[フラット ファイル接続マネージャ] ダイアログ ボックスで、Tab キーを使ってダイアログ ボックス内を移動します。テキスト ファイルを選択します。Enter キーを押して、列の設定など、既定値をそのまま使用します。
Ctrl + Tab キーを押して、フォーカスを SSIS デザイナの [データ フロー] タブに切り替えます。前の手順で作成したフラット ファイル ソースを選択します。
Shift + F10 キーを押して、フラット ファイル ソースのショートカット メニューを表示します。[編集] を選択して、Enter キーを押します。
[フラット ファイル ソース エディタ] ダイアログ ボックスで、Tab キーを使ってオプション間を移動します。Enter キーを押して既定値をそのまま使用し、エディタを閉じます。
Ctrl + Alt + X キーを押してツールボックスを開き、前の手順に従ってフラット ファイルの変換先を追加します。
Integration Services でのショートカット キー機能の詳細については、「Business Intelligence Development Studio のキーボード ショートカット キーの使用」を参照してください。
Reporting Services のユーザー補助機能
Reporting Services には、四肢や視覚、その他の障害がある方にとって使いやすいものにするための機能が用意されています。
レポートのデザインのカスタマイズ
デザイン ビューに表示されるレポートの外観を、読みやすくするためにカスタマイズすることができます。ページ サイズ、余白、フォント、テキストのサイズと色などのオプションを設定できます。レポートのレイアウトを変更する方法の詳細については、「レポート デザイナの F1 ヘルプ」を参照してください。
また、カスタム データ変換を指定して、レポートを特定のユーザーにとって読みやすい書式で出力することもできます。レポートの外観をカスタマイズする方法の詳細については、「データの表示」および「XML へのエクスポート」を参照してください。
レポートの配信を HTML 形式にカスタマイズする方法の詳細については、「HTML ビューア (Reporting Services)」を参照してください。
Reporting Services のキーボード ナビゲーション
Reporting Services では、Microsoft Windows および Visual Studio 2008 で使用できる標準のキーボード ショートカットを使用すれば、キーボードを使用したナビゲーションが可能です。Reporting Services で使用されるいくつかのキーボード ショートカットは、他のアプリケーションでよく使用されているものとは機能が少し異なる場合があります。Reporting Services でのショートカット キー機能の詳細については、「Business Intelligence Development Studio のキーボード ショートカット キーの使用」を参照してください。