キューブ内でのリンク オブジェクトの使用
MicrosoftSQL ServerAnalysis Services でリンク ディメンションを作成するには、Analysis Services データベースまたはプロジェクトの [ディメンション] フォルダを右クリックし、[新しいリンク ディメンション] をクリックします。リンク オブジェクト ウィザードに従って、このセクションで説明する手順を実行します。
関連するメジャー グループおよびディメンションは同じソース データベースから取得する必要があります。リンク ディメンションおよびメジャー グループをローカル キューブに追加した後、両者間のリレーションシップはソース データベース内で維持される必要があります。
詳細情報 :「ディメンションの使用法とリレーションシップの定義」、「ディメンション リレーションシップ」
データ ソースの選択
リンク オブジェクト ウィザードの [データ ソースの選択] ページで Analysis Services データ ソースを選択するか、新しいデータ ソースを作成します。
新しいデータ ソースを選択する場合は、[新しいデータ ソース]、[新規作成] の順にクリックし、次の表に示す接続の設定を選択します。
オプション |
設定 |
---|---|
プロバイダ |
Microsoft OLE DB Provider for MicrosoftAnalysis Services 9.0 |
サーバー名またはファイル名 |
Analysis Services のインスタンス (名前付きインスタンスに対しては servername\instancename を使用)1 またはローカル キューブの名前を指定 |
サーバーへのログオン情報 |
Windows 認証 (以前の Microsoft Windows NT 統合セキュリティ) - 特定の認証された SQL Server ログインとパスワードを使用してサーバーにアクセスする場合以外 |
初期カタログ |
リンク先のデータベース名 |
1 一覧には OLAP データベースのみが表示されます。使用するデータ ソースが表示されない場合は、そのプロバイダが [プロバイダ] オプションで選択されているかどうかを確認します。
リンクまたはインポートするオブジェクトの選択
ウィザードの [オブジェクトの選択] ページで、リモート データベース内でリンクするディメンションを選択します。リモート データベース内のリンク ディメンションにはリンクできません。
リンク オブジェクト ウィザードの完了
[ウィザードの完了] ページで、リンク オブジェクトをプレビューできます。既に存在するディメンションと同じ名前のディメンションにリンクした場合は、序数 (最初の重複名の "1" から始まる数) が名前に追加されます。ウィザードを完了すると、ディメンションが [ディメンション] フォルダに追加されます。
リンク ディメンションの構造は変更できないので、ディメンション デザイナの [ディメンション構造] タブではリンク ディメンションの構造を表示できません。リンク ディメンションの処理後に、[ブラウザ] タブで表示できます。また、名前の変更や名前の翻訳の作成を行うことができます。