パーティションの複数の名前付きクエリ

メジャー グループの複数のパーティションが 1 つのテーブルに基づくようにするには、各パーティションに必要な異なる行を返す複数の名前付きクエリをデータ ソース ビューで作成します。次に、個々のパーティションがそれぞれの名前付きクエリに基づくようにすることができます。

複数の名前付きクエリを使用する場合は、パーティション間でデータが重複していないことを確認してください。たとえば、ある名前付きクエリが 1997 年のトランザクションのみを返し、別の名前付きクエリが 1998 年のトランザクションのみを返す場合、これらのテーブルに含まれるデータは重複しません。同様に、異なる製品ラインや異なる地域の名前付きクエリにも重複データは含まれません。

重複データを含む複数の名前付きクエリを使用することは可能ですが、お勧めしません。使用する場合は、パーティション内でフィルタを使用して、あるパーティションで使用されるデータが、別のパーティションで使用されないようにする必要があります。

データ ソース ビューで複数のパーティションに対して相互排他的な名前付きクエリを作成する場合は、パーティションの結合データに、キューブに含めるメジャー グループのデータがすべて含まれるようにしてください。メジャー グループのテーブル全体に基づいた既定のパーティションを残さないようにしてください。残しておくと、パーティションに基づくクエリが、完全なテーブルに基づくクエリと重複します。

パーティションに名前付きクエリを指定する方法は、ファクト テーブルの指定と同じです。名前付きクエリはパーティション ウィザード[基になる情報の指定] で指定します。このページの [パーティション ソース] の下の [検索対象] の横で、検索するデータ ソース ビューを指定し、[テーブルの検索] をクリックします。次に、[使用できるテーブル] で、使用する名前付きクエリを選択します。

名前付きクエリの作成方法の詳細については、「データ ソース ビュー内のテーブルまたは名前付きクエリの置換 (Analysis Services)」を参照してください。