SUSER_ID (Transact-SQL)

ユーザーのログイン ID 番号を返します。

注意注意

SQL Server 2000 で使用した場合、SUSER_ID は常に NULL を返します。SQL Server 2005 以降では、SUSER_ID は sys.server_principals カタログ ビューで principal_id として一覧表示されている値を返します。

トピック リンク アイコンTransact-SQL 構文表記規則

構文

SUSER_ID ( [ 'login' ] ) 

引数

  • 'login'
    ユーザーのログイン名を指定します。login のデータ型は nchar です。login を char として指定した場合、login は nchar に暗黙的に変換されます。login には、任意の SQL Server ログイン、または SQL Server のインスタンスに接続する権限を持つ Windows ユーザーまたはグループを指定できます。login の指定を省略すると、現在のユーザーのログイン ID 番号が返されます。

戻り値の型

int

説明

SUSER_ID は、SQL Server 内で明示的に提供されているログインについてのみ、ID 番号を返します。この ID は、SQL Server 内で所有権と権限を追跡するために使用します。この ID は、SUSER_SID によって返されるログインの SID と等価ではありません。login が SQL Server ログインの場合、SID は GUID にマップします。login が Windows ユーザー ログインまたは Windows グループの場合、SID は Windows セキュリティ識別子にマップします。

SUSER_SID は、syslogins システム テーブル内にエントリを持つログインに対してのみ SUID を返します。

システム関数は、選択リストの中、WHERE 句の中、および式を使用できるすべての場所で使用できます。ただし、パラメータを指定しない場合であっても、その後に常にかっこを指定する必要があります。

SQL Server バージョン 7.0 では、サーバー ユーザー ID 番号 (SUID) の代わりにセキュリティ ID 番号 (SID) が使用されます。

次の例では、sa ログインのログイン ID 番号を返します。

SELECT SUSER_ID('sa')