sys.servers (Transact-SQL)
登録されているリンク サーバーまたはリモート サーバーごとに 1 行、server_id = 0 のローカル サーバーについて 1 行を保持します。
列名 |
データ型 |
説明 |
---|---|---|
server_id |
int |
リンク サーバーのローカル ID です。 |
name |
sysname |
server_id = 0 の場合、サーバー名です。 server_id >0 の場合、リンク サーバーのローカル名です。 |
product |
sysname |
リンク サーバーの製品名です。"SQL Server" の場合、SQL Server の別のインスタンスであることを示します。 |
provider |
sysname |
リンク サーバー接続用の OLE DB プロバイダ名です。 |
data_source |
nvarchar(4000) |
OLE DB データ ソース接続プロパティです。 |
location |
nvarchar(4000) |
OLE DB 場所接続プロパティです。ない場合は NULL です。 |
provider_string |
nvarchar(4000) |
OLE DB プロバイダ文字列接続プロパティです。 呼び出し側に ALTER ANY LINKED SERVER 権限がなければ NULL になります。 |
catalog |
sysname |
OLEDB カタログ接続プロパティです。ない場合は NULL です。 |
connect_timeout |
int |
接続のタイムアウト (秒単位) です。ない場合は 0 です。 |
query_timeout |
int |
クエリのタイムアウト (秒単位) です。ない場合は 0 です。 |
is_linked |
bit |
0 の場合、sp_addserver を使用して追加された旧形式のサーバーです。RPC および分散トランザクションの動作が異なります。 1 の場合、標準リンク サーバーです。 |
is_remote_login_enabled |
bit |
このサーバーに対する着信リモート ログインを有効にする RPC オプションが設定されています。 |
is_rpc_out_enabled |
bit |
(このサーバーからの) 発信 RPC が有効です。 |
is_data_access_enabled |
bit |
サーバーは分散クエリが有効です。 |
is_collation_compatible |
bit |
リモート データの照合順序は、照合順序に関する情報がない場合にはローカル データと互換性があると見なされます。 |
uses_remote_collation |
bit |
1 の場合、リモート サーバーによってレポートされる照合順序を使用し、それ以外の場合は、次の列で指定された照合順序を使用します。 |
collation_name |
sysname |
使用する照合順序名です。ローカルを使用するだけの場合は NULL です。 |
lazy_schema_validation |
bit |
1 の場合、スキーマの検証はクエリの開始時にチェックされません。 |
is_system |
bit |
このサーバーには、内部システムからのみアクセスできます。 |
is_publisher |
bit |
サーバーはレプリケーション パブリッシャです。 |
is_subscriber |
bit |
サーバーはレプリケーション サブスクライバです。 |
is_distributor |
bit |
サーバーはレプリケーション ディストリビュータです。 |
is_nonsql_subscriber |
bit |
サーバーは SQL Server 以外のレプリケーション サブスクライバです。 |
is_remote_proc_transaction_promotion_enabled |
bit |
1 の場合、リモート ストアド プロシージャを呼び出すと分散トランザクションが開始され、トランザクションは MS DTC に参加します。詳細については、「sp_serveroption (Transact-SQL)」を参照してください。 |
modify_date |
datetime |
サーバー情報が前回変更された日付です。 |
権限
provider_string の値は、呼び出し側に ALTER ANY LINKED SERVER 権限がなければ常に NULL になります。
ローカル サーバー (server_id = 0) を表示する場合は、権限は必要ありません。
リンク サーバーまたはリモート サーバーを作成すると、SQL Server によって、public サーバー ロールへの既定のログイン マッピングが作成されます。つまり、既定ではすべてのログインが、すべてのリンク サーバーおよびリモート サーバーを表示できます。これらのサーバーの表示を制限するには、sp_droplinkedsrvlogin を実行し、locallogin パラメータに NULL を指定して、既定のログイン マッピングを削除する必要があります。
既定のログイン マッピングを削除すると、リンク ログインまたはリモート ログイン ユーザーとして明示的に追加されたユーザーだけが、対象のリンク サーバーやリモート サーバーを表示できるようになります。既定のログイン マッピングを削除した後、すべてのリンク サーバーおよびリモート サーバーを表示するには、次の権限が必要です。
ALTER ANY LINKED SERVER または ALTER ANY LOGIN ON SERVER
setupadmin または sysadmin 固定サーバー ロールのメンバシップ。