sp_helpmergepullsubscription (Transact-SQL)
サブスクライバに存在するプル サブスクリプションに関する情報を返します。このストアド プロシージャは、サブスクライバ側でサブスクリプション データベースについて実行されます。
.gif "トピック リンク アイコン")
構文
sp_helpmergepullsubscription [ [ @publication=] 'publication']
[ , [ @publisher=] 'publisher']
[ , [ @publisher_db=] 'publisher_db']
[ , [ @subscription_type=] 'subscription_type']
引数
[ @publication=] 'publication'
パブリケーションの名前を指定します。publication のデータ型は sysname で、既定値は % です。publication が % である場合は、現在のデータベース内のすべてのマージ パブリケーションおよびサブスクリプションに関する情報が返されます。[ @publisher = ] 'publisher'
パブリッシャの名前を指定します。publisher のデータ型は sysname で、既定値は % です。[ @publisher_db=] 'publisher_db'
パブリッシャ データベースの名前を指定します。publisher_db のデータ型は sysname で、既定値は % です。[ @subscription_type=] 'subscription_type'
プル サブスクリプションを表示するかどうかを指定します。subscription_type のデータ型は nvarchar(10) で、既定値は 'pull' です。有効な値は、'push'、'pull'、'both' のいずれかです。
結果セット
列名 |
データ型 |
説明 |
|---|---|---|
subscription_name |
nvarchar(1000) |
サブスクリプションの名前です。 |
publication |
sysname |
パブリケーションの名前です。 |
publisher |
sysname |
パブリッシャの名前です。 |
publisher_db |
sysname |
パブリッシャ データベースの名前です。 |
subscriber |
sysname |
サブスクライバの名前です。 |
subscription_db |
sysname |
サブスクリプション データベース名です。 |
status |
int |
サブスクリプションのステータスです。 0 = 非アクティブなサブスクリプション 1 = アクティブなサブスクリプション 2 = 削除されたサブスクリプション 3 = デタッチされたサブスクリプション 4 = アタッチされたサブスクリプション 5 = アップロードと共に再初期化するためにマークされているサブスクリプション 6 = 失敗したサブスクリプションをアタッチ中 7 = バックアップから復元されたサブスクリプション |
subscriber_type |
int |
サブスクライバのタイプです。 1 = グローバル 2 = ローカル 3 = 匿名 |
subscription_type |
int |
サブスクリプションのタイプです。 0 = プッシュ 1 = プル 2 = 匿名 |
priority |
float(8) |
サブスクリプションの優先度です。値は 100.00 未満でなければなりません。 |
sync_type |
tinyint |
サブスクリプションの同期タイプです。 1 = 自動同期 2 = スナップショットを使用しない |
description |
nvarchar(255) |
プル サブスクリプションの簡単な説明です。 |
merge_jobid |
binary(16) |
マージ エージェントのジョブ ID です。 |
enabled_for_syncmgr |
int |
Microsoft 同期マネージャを介してサブスクリプションの同期が可能かどうかを指定します。 |
last_updated |
nvarchar(26) |
マージ エージェントがサブスクリプションの同期に最後に成功した時刻です。 |
publisher_login |
sysname |
パブリッシャのログイン名です。 |
publisher_password |
sysname |
パブリッシャのパスワードです。 |
publisher_security_mode |
int |
パブリッシャのセキュリティ モードを指定します。 0 = SQL Server 認証 1 = Windows 認証 |
distributor |
sysname |
ディストリビュータの名前です。 |
distributor_login |
sysname |
ディストリビュータのログイン名です。 |
distributor_password |
sysname |
ディストリビュータのパスワードです。 |
distributor_security_mode |
int |
ディストリビュータのセキュリティ モードを指定します。 0 = SQL Server 認証 1 = Windows 認証 |
ftp_address |
sysname |
旧バージョンとの互換性のためにだけ用意されています。ディストリビュータ用のファイル転送プロトコル (FTP) サービスのネットワーク アドレスです。 |
ftp_port |
int |
旧バージョンとの互換性のためにだけ用意されています。ディストリビュータ用の FTP サービスのポート番号です。 |
ftp_login |
sysname |
旧バージョンとの互換性のためにだけ用意されています。FTP サービスに接続するときに使用するユーザー名です。 |
ftp_password |
sysname |
旧バージョンとの互換性のためにだけ用意されています。FTP サービスに接続するときに使用するユーザー パスワードです。 |
alt_snapshot_folder |
nvarchar(255) |
スナップショット フォルダが既定の場所以外、または既定の場所に加えて保存されている場合の格納場所です。 |
working_directory |
nvarchar(255) |
該当するオプションが指定され、FTP を使ってスナップショット ファイルを転送する場合の、転送先のディレクトリの完全修飾パスです。 |
use_ftp |
bit |
サブスクリプションはインターネットを経由してパブリケーションにサブスクライブしており、FTP アドレス プロパティが構成されています。0 の場合、サブスクリプションは FTP を使用していません。1 の場合、サブスクリプションは FTP を使用しています。 |
offload_agent |
bit |
エージェントをリモートから起動できるかどうかを指定します。0 の場合、エージェントをリモートから起動できません。 |
offload_server |
sysname |
リモートから起動するときに使用するサーバーの名前です。 |
use_interactive_resolver |
int |
調整時にインタラクティブ競合回避モジュールを使用するかどうかを返します。0 の場合、インタラクティブ競合回避モジュールを使用しません。 |
subid |
uniqueidentifier |
サブスクライバの ID です。 |
dynamic_snapshot_location |
nvarchar(255) |
スナップショット ファイルが保存されるフォルダへのパスです。 |
last_sync_status |
int |
同期の状態です。 1 = 起動中 2 = 成功 3 = 実行中 4 = アイドル 5 = 失敗後再試行中 6 = 失敗 7 = 検証失敗 8 = 検証合格 9 = シャットダウンの要求 |
last_sync_summary |
sysname |
前回の同期化の結果の説明です。 |
use_web_sync |
bit |
サブスクリプションが HTTPS を経由して同期した場合に指定します。1 の値は、この関数が有効であることを意味します。 |
internet_url |
nvarchar(260) |
Web 同期中にレプリケーション リスナの位置を表す URL です。 |
internet_login |
nvarchar(128) |
基本認証を使用して Web 同期をホストしている Web サーバーに接続するときにマージ エージェントが使用するログインです。 |
internet_password |
nvarchar(524) |
基本認証を使用して Web 同期をホストしている Web サーバーに接続するときにマージ エージェントが使用するログインのパスワードです。 |
internet_security_mode |
int |
Web 同期をホストしている Web サーバーに接続するときに使用される認証モードです。1 の値は Windows 認証を、0 の値は SQL Server 認証を意味します。 |
internet_timeout |
int |
Web 同期の要求期限が切れるまでの期間 (秒) です。 |
hostname |
nvarchar(128) |
この関数がパラメータ化された行フィルタの WHERE 節を使用するときに HOST_NAME のオーバーロードの値を指定します。 |
job_login |
nvarchar(512) |
マージ エージェントが実行する Windows アカウントです。これは、domain\username 形式で返されます。 |
job_password |
sysname |
セキュリティ上の理由から、"**********" の値が常に返されます。 |
リターン コードの値
成功した場合は 0 を、失敗した場合は 1 をそれぞれ返します。
説明
sp_helpmergepullsubscription は、マージ レプリケーションで使用します。結果セット内の last_updated 列の日付は、YYYYMMDD hh:mm:ss.fff 形式で返されます。
権限
sp_helpmergepullsubscription を実行できるのは、固定サーバー ロール sysadmin および固定データベース ロール db_owner のメンバだけです。